スペイン帝国の滅亡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 14:22 UTC 版)
「スペイン・ブルボン朝」の記事における「スペイン帝国の滅亡」の解説
詳細は「米西戦争」を参照 スペインの唯一残されたラテンアメリカの植民地キューバでは反乱が勃発し、スペインはその鎮圧に躍起になったが、国力を徒に失うだけであった(9万6千人の将兵の命が奪われたという)。アメリカ合衆国はキューバの独立派を支持していたが、1898年にメイン号爆発事件が起きるとスペインに宣戦布告を行い、米西戦争が勃発する。旧態装備のスペイン軍は、近代装備を有する合衆国軍の敵ではなく、戦争は半年で終結した。パリ講和条約の結果、スペインは合衆国へのフィリピン、グアム、プエルトリコの譲渡と賠償金2000万ドルの支払い、キューバの独立承認を余儀なくされた。加えて、翌年にはカロリン諸島をドイツに譲った。スペインはこの時点でいまだモロッコを有していたが、スペイン帝国は事実上滅亡した。
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