スト終結後の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 06:33 UTC 版)
「1981年のMLBストライキ」の記事における「スト終結後の影響」の解説
8月9日にクリーブランド・インディアンスの本拠地、クリーブランド・スタジアムでオールスターゲームが開催され、オールスター史上最多の72,086人の観客動員数を記録した。翌10日にシーズン公式戦が再開された。 8月6日にスト実施によるシーズン試合数の減少に対応し、6月12日までを前期、7月31日以降を後期に分けるスプリットシーズン制が採用されることが決まった。スプリットシーズン制の採用は1892年以来、89年ぶりのことだった。まずは前期と後期の最高勝率チームによるディビジョンシリーズ(地区優勝決定シリーズ)を戦い、その後にリーグチャンピオンシップシリーズを行う。よって、スト開始時点で地区首位だった4チームは後期の成績に関係無しに自動的にディビジョンシリーズへ進出することになった。MLBコミッショナーのボウイ・キューンの自伝によると、当初は26チームのうち、15チームがスプリットシーズン制に賛意を示し、5チームがシーズンを継続させたい考え、4チームが独自の考えを持ち、2チームが態度を保留していたという。 このためにシンシナティ・レッズ(ナショナルリーグ西地区)とセントルイス・カージナルス(ナショナルリーグ東地区)は1981年シーズントータルではともに地区首位となる成績で終えたにも関わらず、前期と後期の両方で地区2位だったために1981年のナショナルリーグディビジョンシリーズに進出することが出来なかった(ディビジョンシリーズ進出チームは東地区が フィラデルフィア・フィリーズとモントリオール・エクスポズ、西地区がロサンゼルス・ドジャースとヒューストン・アストロズであった)。
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