スタニスワフ・カニャとは? わかりやすく解説

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スタニスワフ・カニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 13:24 UTC 版)

スタニスワフ・カニャ
ポーランド統一労働者党第5代第一書記
任期
1980年9月16日 – 1981年10月18日
前任者エドヴァルト・ギェレク
後任者ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ
個人情報
生誕 (1927-03-08) 1927年3月8日
ポーランド ブロツァンカ英語版
死没2020年3月3日(2020-03-03)(92歳)
ポーランド ワルシャワ
国籍ポーランド人
政党ポーランド統一労働者党

スタニスワフ・カニャ (Stanisław Kania ポーランド語発音: [staˈɲiswaf ˈkaɲa]; 1927年3月8日[1]2020年3月3日)は、ポーランド政治家。元ポーランド統一労働者党第一書記

来歴

1945年4月、ちょうどドイツ軍赤軍により降伏し、共産主義者がポーランドを支配し始めた頃、ポーランド統一労働者党に入党。1946年ORMO英語版国民投票など、党が主催する政治運動へ参加し、ヤルゼルスキ選挙区の副代表に選出される。1947年2月ヤスウォ英語版青年闘争連合英語版(ZWM)理事会の議長に当選する。同年12月ジェシュフの農村青年局長に任命される。1948年、21歳の若さでポーランド統一労働者党の統一会議の代議員に選出する。

エドヴァルト・ギェレクが社会的かつ経済的混乱の中で第一書記を辞任した後の1980年9月6日、カニャがギェレクの後継者に選ばれる。その際にカニャは、党がこれまで数多くの経済的失敗を犯したことを認め、カトリック労働組合野党グループとの協力を宣言した。その後、独立自主管理労働組合「連帯」の指導者であるレフ・ワレサなど、様々な政治家や批評家と会談した。

1980年ソ連国家保安委員会(KGB)がカニャのクレムリンに対する批判を盗聴した後、ソ連により辞任を迫られた。カニャの後任には、ヴォイチェフ・ヤルゼルスキが就任した[2]

2012年1981年時の戒厳令取り締まりにおけるカニャの責任問題により、裁判にかけられたが無罪となった[3]

死去

2020年3月3日、カニャは心不全肺炎により、92歳でその生涯を閉じた[4]

脚注

  1. ^ Jessup, John E. (1998) (英語). An Encyclopedic Dictionary of Conflict and Conflict Resolution, 1945-1996. Greenwood Publishing Group. p. 374. ISBN 978-0313281129 
  2. ^ (英語) Revolution 1989: The Fall of the Soviet Empire. Pantheon Books. (2009-10-27). ISBN 978-0375425325 
  3. ^ “Poland finds ex-general guilty over 1981 martial law” (英語). BBC. (2012年1月12日). https://www.bbc.com/news/world-europe-16530192 2020年5月15日閲覧。 
  4. ^ Wroński, Paweł (2020年3月3日). “Nie żyje Stanisław Kania, były przywódca Polskiej Zjednoczonej Partii Robotniczej” (ポーランド語). Wyborcza.pl. https://wyborcza.pl/7,75398,25753856,nie-zyje-stanislaw-kania-byly-przywodca-polskiej-zjednoczonej.html?disableRedirects=true 2020年5月15日閲覧。 
党職
先代
エドヴァルト・ギェレク
ポーランド統一労働者党第一書記
第5代:1980 - 1981
次代
ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ



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