ジョージ・デューイ
ジョージ・デューイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:38 UTC 版)
「元帥 (アメリカ合衆国)」の記事における「ジョージ・デューイ」の解説
海軍にも陸軍大元帥に相当する階級が存在する。これは「Admiral of the Navy(海軍大元帥。海軍主席提督、海軍大提督とも訳される)」と呼ばれるもので、1899年3月2日に制定された。1903年3月24日、米西戦争の英雄であるジョージ・デューイ少将を海軍大元帥にすることが議決される。これは、1898年のマニラ湾海戦で大勝利をおさめた功績に報いるためのものだった。デューイは1899年3月8日に当時ただ一人の大将に昇進していたが、階級の制定された1899年3月2日に遡ってこの地位が与えられている。海軍元帥(当時)の地位を与えられたのは史上デューイただ一人であり、1917年のデューイの死去にともない、この階級も消滅した。当時、この階級は四つ星の大将よりも高位で、イギリス海軍の「Admiral of the Fleet(海軍元帥)」と同格とされていた。しかし1944年に五つ星の「Fleet Admiral(海軍元帥、直訳は「艦隊提督」)」が制定されるにおよんで、1899年制定の「Admiral of the Navy(海軍大元帥、直訳は「全海軍の提督」)はそれよりもさらに高位に位置付けられることになり、陸軍大元帥と同格の六つ星相当となった。 海軍大元帥(1899年制定、六つ星元帥)一覧氏名・任官時の階級任官年月日任官時の役職ジョージ・デューイ少将 1899年3月2日 アジア方面戦隊司令官
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