ジェネシス離脱、再度の解散
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「スロッビング・グリッスル」の記事における「ジェネシス離脱、再度の解散」の解説
2010年に入るまで活発に活動してきた彼らであったが、ツアー中の2010年10月末(ヨーロッパ・ツアーが始まる直前)、ジェネシス・P・オリッジがライブを拒否しニューヨークの自宅へ帰るというアクシデントが起こる。残された他の3名のメンバーは、以後のライブでは「X-TG」を名乗り、ライブツアーを完遂させた。なおジェネシスは自身のウェブサイトで、自分はバンドからは脱退はしておらず「問題(何を指していたのかは不明)」が片付き次第説明すると声明を出していた。しかし2010年11月24日、ピーター・クリストファーソンがバンコクの自宅で亡くなったことで、バンドは解散となった。 2011年には所属していたミュート・レコードとの契約切れにともなう、インダストリアル・レコードからの再リリース(『セカンド・アニュアル・リポート (第二活動報告書)』から『ザ・グレイテスト・ヒッツ』(ベスト盤)までの5作品。これらの再リリースは当初の予定では2010年に行われる予定であった。)が行われ、日本でも邦盤が発売された。 2012年11月、「Desertshore」セッションを再構築したものと、「X-TG」としての最後のレコーディング作品による2枚組アルバム『デザートショア / ファイナル・リポート』が発表された。「Desertshore」の方にはアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのブリクサ・バーゲルトやソフト・セルのマーク・アーモンド、アントニー・アンド・ザ・ジョンソンのアントニー・ヘガーティ、映画監督のギャスパー・ノエ、クリス・カーターとコージー・ファニ・トゥッティの子供であるニック・ニュービィ=カーターらが参加している。また後日、『デザートショア / ファイナル・リポート』の別バージョンとして『แฝดนรก (Faet Narok)』がダウンロード限定で発表された。 2013年9月2日、ジェネシスのロンドンの法定代理人と、クリスとコージーは、ジェネシスの2010年10月の「離脱」が事実上のバンド脱退であると確認した。 2017年、インダストリアル・レコードはミュート・レコードと音楽配信についての契約を結び、ITunes StoreやSpotifyにおいてスロッビング・グリッスルの過去の動画が配信されると声明を出した。
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