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リガーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/12 23:16 UTC 版)

リガーゼ（ligase）または合成酵素^[1]とはEC番号6群に属する酵素であり、ATPなど高エネルギー化合物の加水分解に共役して触媒作用を発現する特徴を持つ^[2]^[3]。英語の発音に従ってライゲースと表記される場合もある^[4]。リガーゼは別名としてシンテターゼ（シンセテース^[4]）と呼ばれる。日本語ではリガーゼを指して合成酵素と呼ぶことがあるが、合成酵素といった場合はEC6群のシンテターゼの他にEC4群のシンターゼを含むので留意が必要である。シンテターゼはATPなどの高エネルギー化合物分解と共役しているのに対して、シンターゼ(シンセース^[4])はリアーゼ（ライエース^[4]）の一種であり高エネルギー化合物分解の共役は不要である。^[5]

出典

^ “新設された酵素分類 EC7 の和名提案について”. 2024年4月13日閲覧。
^ リガーゼ、『世界大百科事典』CD-ROM版、平凡社、1998年
^ リガーゼ、『理化学辞典』、第5版、岩波書店
^ ^a ^b ^c ^d 文部科学省監修学術用語集の「学術語の訳字通則」に従うとリアーゼ、シンテターゼ、シンターゼが正式となる。投稿雑誌によっては英語読みのカタカナ表記であるライエース、シンセテース、シンセースは推奨されない場合がある
^ 合成酵素、『理化学辞典』、第5版、岩波書店
^ シンテターゼ、『理化学辞典』、第5版、岩波書店
^ 酵素命名法（英語）

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