サンダーバード (テレビ番組)
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『サンダーバード』(Thunderbirds)は、1965年から1966年にイギリスで放送されていた人形劇による1時間枠の特撮テレビ番組。
注
- ^ 例えば当時発売されたテレビ番組を音声ドラマ化したレコードの一つ「Sun Probe」の冒頭でナレーターのアランが「[...] I’ve been watching a video show recalling the news highlights of 2065.」と言っている。
- ^ この事件は2003年に『ダーク・プレイス』としてテレビ映画化された。
- ^ ライオネルが米国で訓練飛行を行ったアリゾナ州にあったアメリカ陸軍航空軍の飛行場名が「Thunderbird」であることを由来とする説もあるが、この基地がその名前で呼ばれるようになったのは戦後のことであり、当時の名前は「ファルコン飛行場」である。彼の手紙にも「ファルコン基地」の名前で記されていた[3]。なお、第二次大戦終結後に廃止され、跡地はサンダーバード国際経営大学院になっている。
- ^ この手紙の写しは雑誌『Pen』340号(2013年7月)28頁にも掲載されている。その8行目から10行目には「The film they are making will be called “Thunderbird” and Gene Tierney and Preston Foster are in it.」と記されているにもかかわらず、手紙画像の上部の本文の記述には誤った内容が記載されている[3]。
- ^ 『海底大戦争 スティングレイ』「深海の人質」でアトランタにいたずらをした後のトロイ艦長や、本作「世界一のビルの大火災」のトンプソン・ビル管理主任がスコットに表に車を回した旨を伝える場面など。
- ^ 原理的には動くが、絶妙な調整が必要であり時に腹話術で話す人形や、口を開けたまま話す人形が登場することになってしまった[注 5][4]。本作の舞台裏の映像を見ると、台詞に合わせて手動でスイッチを操作しているスタッフがいるのを見ることができる[5]。
- ^ 通常、微笑み、しかめっ面、瞬きの4種類に通常の顔をもう1つ用意された。
- ^ 第1話「人類の危機! 宇宙基地大爆発」は、当初は2時間もの長さがあったが、追加撮影を第3話「黒い太陽ブラック・ホール」の後に行い、デイヴィッド・レインが再編集をすることで放送枠に収めることができた[7]。
- ^ 誕生日を4月14日とする文献[20]も存在する[19]。
- ^ ただしこの事件までに10件程度の救助活動に参加していることになっている。
- ^ ティンティンが整備士として赴任してからは、そういった不測の事態は一切なくなっている。
- ^ 吹き替えを担当するデイヴィド・グレアムもロンドン出身
- ^ 原語(英語)での発音は「テンテン」に近い。
- ^ ランバートの吹替声優が矢田耕司とする文献があるが、矢田が吹き替えたのは銀行の重役ラブグローブである。
- ^ ブルーレイのブックレットには第25話「情報員MI. 5」のジェームズ・ボンソンのモデルがムーアとされているが、これは誤りである。
- ^ 原語版ではThe Leaderと呼ばれている。
- ^ ジミーがジェームズの愛称であることやボンソンの綴がBondsonであることから分かる通り、名前の由来はジェームズ・ボンドである。
- ^ 例えば「ジェット“モグラ号”の活躍」でスコットが5号との通信の後に本部に指示を出す際には「5番装備」と言っている。
- ^ 車体にはRadio Controlled Elevatorと記されている
- ^ 初登場した第2話の日本語版邦題「ジェット“モグラ号”の活躍」では「“モグラ号”」と括弧に括られ、「ジェット」とは区別されている。
- ^ 吹替版では「牽引車」と呼ばれた。
- ^ 本編中で2番装備に搭載されていることがわかる場面は存在しないが、正面のタラップから救助装備が登場していないことから同装備に搭載されていると考えることができる。この推測に則って2番装備と記されている文献がある[23]一方で、Podの床面の下に折りたたまれて収納されているとする文献も存在する[24]。
- ^ a b 吹替版ではいかなる名前でも呼ばれなかった。
- ^ 吹替版では「ブースター・ガン」と呼ばれた。
- ^ 本編中で1番装備に搭載されていることがわかる場面は存在しないが、1番装備に搭載されているとする文献は存在する[23]。
- ^ a b c d e f g h i 本編中ではいかなる名前でも呼ばれなかった。
- ^ なお、これに対して監視ヘリコプターは「コプター・ウォッチ・ドッグ」のコードネームが与えられている。
- ^ 原語版では「サイド・ワインダー」の作戦上のコードネーム「ジャングル・キャット」号として呼ばれていたが[注 27]、演出の加藤敏から重量感のある名前への変更を要望され、翻訳の木原たけしが提唱した名称が「ゴング」であった[32]。
- ^ 吹替版では「モノレール」としか呼ばれていないが、ペネロープ達が乗車した列車の先頭車や、ゴッドバー博士のセリフにはTranscontinental Rocketの名称が出てくる。
- ^ 恐らく3機とも撃墜されたと考えられるが、この飛行場のシーンはカットされている事が多く、意外に知られていない。そもそも1号が、マシュー空軍基地へ出動した事さえ分からなかった視聴者も多かったと考えられる。
- ^ 原語版音声ではSkytrustではなくSkythrust(スカイスラスト)と呼ばれている。
- ^ 第1話に登場した攻撃訓練の地図に示された場所がロンドン空港の場所であるとすれば、ヒースロー空港とは反対側、ロンドンの東側・テムズ川の河口近くに位置するようである。
- ^ ただし毎週の放送ではなく、実際に放送されたのは10月18日、11月22日、12月6日、12月20日、1月17日、2月21日、3月7日、3月21日の8回[33]。
- ^ 「サンダーバード完全版」のスーパーチャンネル版(及び、スーパー!ドラマTV)はノーカット版で、日本語吹き替えが制作されたなかった部分、30分前後編版放送時にカット処分された部分、いわゆる放送禁止用語によって無音処理されたものの一部には字幕スーパーでの日本語訳字幕が挿入され放送されている。
- ^ オリジナルに比べてボケ具合が違うほか、ブレインズが試験管を持つ手が左手となっている。
- ^ マスターテープが発見される前の1985年、庵野秀明が監修を手掛けた『ザ・コンプリート・サンダーバード』では本編中の劇伴にMEテープを編集して使用、また1992年に『サンダーバード秘密基地セット』として「SOS原子旅客機」「ニューヨークの恐怖」「秘密作戦命令」の3話をドラマCDで再現する企画が組まれた際も、湯川徹がサウンドトラックを耳コピーで採譜・新録する必要が生じるなどといった出来事があった(ライナーノーツでは権利上の問題とされた)。なお、庵野が手掛けた『ザ・コンプリート・サンダーバード』は後年のHDリマスター化の際に劇伴をオリジナル音源に差し替える処理が行われた[45]。
- ^ 93年頃から約10年かけて見つけ出した[44] とあるが、バリー・グレイ協会のラルフ・ティタートンがサウンドトラックCDのブックレットに寄せたコメントでは、1993年に発見し、そこから4年かけて整理等を行い、98年に初のCD発売となったとしている[46]。
- ^ ただしこれらはファンクラブファンダーソンの会員限定であった。
- ^ 原語の発音に合わせ「クラブロッガーの暴走」と表記されることもある。
出典
- ^ “Thunderbirds [TV Series] (1965)”. AllMovie (2015年). 2015年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月26日閲覧。
- ^ Sangster & Condon 2005, p. 758-760.
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- ^ La Rivière 2014, p. 58.
- ^ “Thunderbirds: Original Series Behind the Scenes”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ La Rivière 2014, p. 180.
- ^ Bentley 2022, p. 13.
- ^ “ANYTHING CAN HAPPEN IN THE NEXT HOUR - SYLVIA ANDERSON”. 2022年4月2日閲覧。
- ^ La Rivière 2014, p. 183.
- ^ “タイトルの由来は? 1話当たりの制作費は? 『サンダーバード55 / GOGO』公開を前にシリーズの豆知識を紹介”. 2021年12月31日閲覧。
- ^ a b c d e 特撮の申し子・樋口真嗣監督に訊く、『サンダーバード』の衝撃 - インタビュー : CINRA.NET
- ^ 第1話でバージルが言及。
- ^ “Thunderbirds 1965: New Episode from 1960s Recordings”. 2020年8月21日閲覧。
- ^ “Thunderbirds and More on BritBox UK!”. 2020年8月21日閲覧。
- ^ “コラボ企業を募集中!「サンダーバード」で商品の魅力、企業姿勢を伝える”. 2021年4月4日閲覧。
- ^ @Thunderbirds65 (2021年4月1日). "Accidental deletion of the previous tweet (by The Hood?) Japan to celebrate 55th anniversary of Thunderbirds with special release of the 3 new anniversary episodes". X(旧Twitter)より2021年4月4日閲覧。
- ^ “『サンダーバード55/GOGO』公開日は2022年1月7日(金)に決定! 本ビジュアルポスター&メイキング映像解禁!”. 2021年9月30日閲覧。
- ^ 『サンダーバード 劇場版』パンフレット、2-3頁。
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- ^ Thunderbirds Annual. City Magazines Ltd.. (1967). pp. 62-69
- ^ 64頁、ジェフがバージルに指示を出すイラストの吹き出し。
- ^ 67頁左下のスコットの台詞。
- ^ バージルがスコットにあと5分半で到着する旨を伝えた後のスコットの台詞。
- ^ Thunderbirds Annual. City Magazines Ltd.. (1967). pp. 5-8
- ^ Project Sword Annual. Century 21 Publishing. (1968). p. 12
- ^ アオシマ「1/350 原子力旅客機ファイヤーフラッシュ号」組み立て説明書より。
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- ^ @kakitama (2022年9月14日). "CS「サンダーバード」、「スカーレット」「ジョー90」と前回放送にはなかった要素を付加しているのでこちらは?と思ったら、前回の4:3と違い16:9版だった。オリジナルは4:3だからこれはどうも… ただ16:9版の画質はフィルムの生の感じに近い気もするし、見えてる部分はより細かく見える。". 2022年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2022年9月14日閲覧。
- ^ “Star Channel First Guide: 2021 October”. 2021年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月9日閲覧。
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- ^ “庵野秀明監督:「シン・コンプリート・サンダーバード」2022年放送 1985年編集の作品が“復活””. 2021年10月20日閲覧。
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- ^ “Barry Gray discography”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ 海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV サンダーバード HD版 各話あらすじ
- ^ 伊藤 2006a.
- ^ 伊藤 2006b.
- ^ 伊藤 2006c.
- ^ 伊藤 2006d.
- ^ 伊藤 2006e.
- ^ 伊藤 2006f.
- ^ 特記のない限り伊藤(2006a-f)[49][50][51][52][53][54]とブルーレイのブックレットによる。
- ^ “NHKクロニクル”. NHK. 2020年5月27日閲覧。
- ^ ラリビエー 2019, p. 156-158.
- ^ “9月30日(木)『サンダーバード(66)[吹]NHK版』無料放送! 同日20:30~「サンダーバード 劇場版」同時視聴祭り開催!”. 2021年9月28日閲覧。
- ^ “サンダーバード55周年 サンダーバードレプリカ人形が限定数量で遂に発売!”. 2021年7月17日閲覧。
- ^ @bluearrow2010 (2020年12月10日). "ありがとうございます。 サンダーバードファンの皆さん、やっとスタートラインに立てました。ベストを尽くします。よろしくお願い致します。". X(旧Twitter)より2021年7月17日閲覧。
- ^ a b 「協和発酵キリン presents THUNDERBIRDS Lab.」http://www.kktblab.jp/
- ^ “『THUNDERBIRDS(サンダーバード)』とコラボレーションした 広告・プロモーションを開始”. 2021年4月25日閲覧。
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