サイキックハンターとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 21:43 UTC 版)
「ハリー・フーディーニ」の記事における「サイキックハンターとして」の解説
最愛の母の死去に伴い、当時大流行していた心霊術(スピリチュアリズム、交霊術)信仰へ傾倒する。だが、奇術師としての知識と洞察力からじきにそれらがトリックだと気付き、これを暴くことに熱心に取り組んだ。フーディーニは本物の霊能力者に会うことで死んだ母親と交信をしたかったものの、プロの奇術師であるフーディーニを欺けるような霊媒師など存在するはずがなく、その怒りからサイキックハンターの道を歩んだといわれている。 心霊術を調査するために、アメリカの科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』が学者らによる調査委員会を発足させたときにも委員として参加し、奇術師としての知識と才能を駆使して、超能力者や心霊能力者のいかさまを見破ることに貢献した。なお、インチキ霊媒師の手口を暴き、その技を改良して自分のパフォーマンスに応用できるという役得もあった。 心霊術の擁護を行なっていたアーサー・コナン・ドイルと一時親交を結んでいたが、フーディーニは手紙の中でドイルを「(高い知性を持つにも関わらず)非常にだまされやすい人物」と評している。
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