ケンタウロス族の誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:29 UTC 版)
この交わりによってネペレーはケンタウロス族を生んだとされる。そこでケンタウロス族のエウリュティオーンやネッソスはネペレーとイクシーオーンの子供といわれることがある。ピンダロスの異説によるとネペレーは1人の子供を生み、子供にケンタウロスと名付けた。彼がマグネーシアー地方のペーリオン山で牝馬と交わった結果、上半身は人間の身体、下半身は馬の身体を持つケンタウロス族が生まれた。さらにシケリアのディオドーロスによると、ネペレーが生んだのは人間の性質を備えたケンタウロイ族であり、彼らはペーリオン山でニュムペーたちによって育てられたのち、牝馬と交わって馬と人間の性質を併せ持つヒッポケンタウロイ族をもうけたという。 一説によると、ネペレーを作り出したのはヘーラー自身である。さらにオウィディウスがケンタウロス族のモニュコスに語らせた説によれば、ケンタウロス族の母はヘーラー自身である。
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