ギブソン期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/24 15:38 UTC 版)
「グレッチ・カントリー・ジェントルマン」の記事における「ギブソン期」の解説
新たにギブソンと共同開発し、1987年にギブソンから発売された。トラスロッド・カバーに「Chet Atkins Model」と表記されている。シングル・カッタウェイのハーフデプスボディという構造である。独立したボリュームとマスター・ボリューム、半月型ポジションマーク、ビグスビー・ビブラートなどグレッチの構造とよく似ている。金属パーツはすべてゴールド仕様。チェット・アトキンスはリア・ピックアップが通常ポールピースが下側に来るのに対し、反対に向けて装着しており、サウンドを微妙に変えている。肘当ても装着されている。 時期により仕様が若干変わり、初期のプロトタイプはポジションマークは半月型ではなく、赤い長方形型であった。レスポール・カスタムやES-335のような長方形ではなく、半月型のポジションマークの位置に長方形のマークがあった。 さらにGretsch 6120のような指板を覆う大きな長方形のポジションマーク(ビンテージ・ブロック・ポジションマーク)も採用されていた。トグルスイッチの位置やコントロールの位置など仕様変更は多々あった。 また、チェット・アトキンスとギブソンが共同開発したモデルにはエレクトリック・ギターのテネシアン、エレクトリック・アコースティックの"Gibson Chet Atkins SST"(スティール弦)および"Gibson Chet Atkins CE"(ナイロン弦)があり、現在「ギブソンのチェット・アトキンス・モデル」と言った場合に指すのは寧ろこれらであろう。
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