キョンフォンの覇業を助ける。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 04:30 UTC 版)
「チュ・ホジョ」の記事における「キョンフォンの覇業を助ける。」の解説
徐羅伐では、キム・ウィホンの警護兵となっていた。キョンフォンがワン・リュン一行を出迎えに行ったときに遭遇した、徐羅伐近郊の戦いでは一番先に敵中へ入り込み、縦横無尽に盗賊たちを切り伏せた。キム・ウィホン死後、西南海の海賊討伐に派遣されたキョンフォンらについて西南海へ向かった。チュ・ホジョは弛緩していた兵士たちを鍛えなおすという任にあたった。海賊の頭目であるスダルは、キョンフォンを快く思っておらず、対立状態となっていた。スダルは積み荷を輸送しようとするが、これを知ったキョンフォンはチュ・ホジョに討伐を命じる。チュ・ホジョは、途中にある峡谷に兵を伏せ、峡谷に入ってきたところを急襲する作戦を採った。この作戦は、キョンフォンに仕える前、彼が得意としていた戦法だった。積み荷を運んできたスダルの配下らは、チュ・ホジョらの襲撃に遭い、撃退される。チュ・ホジョはスダル配下のコムチを負傷させ、スダルに協力していた錦城の武官を討ち取った。これに怒ったスダルは、キョンフォンを偽の宴会に誘って、殺害しようと目論む。これに同行したチュ・ホジョは、キム・チョンと共に邸宅外にいた刺客らを撃退した。スダル軍が攻めてきた、錦城の戦い(891年)では、スダル軍を山道へ誘引し、その後はヌンエと共にスダル軍を攻撃して、マクセに手傷を負わせた。 武珍州から勅使として送られたシンガンに対し、応対したチュ・ホジョはシンガンを捕え、鞭打ちの刑にしてしまう。駆けつけたキョンフォンに止められるが、チュ・ホジョの行動は、新羅への叛旗を鮮明にするきっかけになった。キョンフォン軍は武珍州城を目指して進軍する。武珍州城の戦いでは、“先鋒大将”を務め、正面から武珍州城を攻めた。数に優るキョンフォン軍による、武珍州城は陥落し、キョンフォンは武珍州を手に入れた。
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