キャリパー【caliper】
読み方:きゃりぱー
⇒カリパス
キャリパー
ディスクブレーキで、車輪とともに回転するディスクの両面にパッドを押し付けて、制動力を発生させる機能をもつ部品(キャリパーアッセンブリー)のこと。キャリパーの支持方法により、浮動式のフローティング型キャリパーと、固定式のオポーズドシリンダー型キャリパーに大別される。浮動式はピストンがキャリパーの片面のみにあり、反対側のパッドは反作用を利用して押し付ける。固定式は両側にあるピストンがパッドを押す。負荷の大きいディスクブレーキは、パッド面積の増加に伴って、ピストン数を増やしている。
キャリパー
パッドを押すピストンの大きさ、数、配置の仕方はさまざま。たとえば、「異径片押し2ポットキャリパー」といったら、大きさの異なるピストンが片側に2つ配置されたもの。「対向6ポットキャリパー」なら、両側に3つずつピストンが配置されたもの。片押しより対向の方がブレーキがよく効き、1ボクサーツインより6ポットの方がより微妙な力加減のブレーキングが可能といわれているが、さまざまな要因が関係してくるので一概には決めづらい。
【関連用語】ディスクブレーキ ローター ポット
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