カンザス準州
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カンザス準州(カンザスじゅんしゅう、英: Territory of Kansas)は、1854年5月30日から1861年1月29日まで存在したアメリカ合衆国の自治的領域、すなわち準州である。カンザスがアメリカ合衆国の34番目の州として昇格することで、準州時代が終わった。準州としての期間は短かったが、当時のアメリカ合衆国は奴隷制度を擁護しようとする南部を中心とした奴隷州と、奴隷制度の廃止を訴える北部を中心とした自由州の相克の時代であり、紛争の焦点となったために流血沙汰を含む混乱の中で過ぎた準州時代であった。
- 1 カンザス準州とは
- 2 カンザス準州の概要
- 3 準州議会議員の選挙
- 4 関連項目
カンザス準州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/01 00:17 UTC 版)
詳細は「カンザス準州」を参照 1854年5月30日にカンザス・ネブラスカ法が成立したとき、カンザス準州の境界はミズーリ州の境界をロッキー山脈の峯に伸ばしたものとされた。南の境界は北緯37度線であり、北の境界は北緯40度線だった。北緯40度線より北はネブラスカ準州だった。連邦議会がカンザス準州南の境界を北緯37度線と定めたとき、オーセージ族の南の境界も北緯37度線と考えられた。チェロキー族が直ぐに苦情を出し、それは本当の境界ではなく、カンザスの境界はチェローキー族の土地の実際の境界に一致させるために北へ動かすべきと言った。このことはチェロキー・ストリップ論争と呼ばれるようになった。
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