カピトーリアとは? わかりやすく解説

カピトーリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 19:57 UTC 版)

カピトリヌスの三神」の記事における「カピトーリア」の解説

ユーピテルユーノーミネルウァ献じられた神殿は「カピトーリア」と呼ばれイタリアのみならず属州の丘や小高い場所に数多く建てられた。特にアウグストゥスに始まるユリウス=クラウディウス朝期建てられたものが多い。カピトーリアの多く三重内陣 (cella) を備えている。イタリアの外に作られたカピトーリアのうち最初期のものはエンポリオン (現在のスペイン・アンプリアス) に建てられたものであるオウィディウスによれば同地にはテルミヌス神殿もあり、境界標の神であるテルミヌスその場離れることを拒んだことから共に祀られるようになったという。 カピトーリウム (カピトーリアは複数形) という語はもとはローマの七丘一つカピトリヌスの丘現在のカンピドリオにあったユピテル神殿のことを指す語であったが、のちに広くカピトリヌスの三神献じられた神殿のことを指すようになったユピテル神殿共和政ローマ成立する前、王政ローマ最後の王ルキウス・タルクィニウス・スペルブス治世建てられたものであるカピトリヌスの三神は三一組とされてはいるが、それぞれ個別内陣祀られており、ユーノーは左、ミネルウァは右、ユーピテル中央の内陣鎮座する神殿基壇4柱式のプロナオスを備えていた。 クイリナーレの丘にあったカピトーリウム・ウェトゥスもカピトリヌスの三神祀っていたが、こちらの創建ユピテル神殿よりも古く1世紀末の詩人マルティアリスの頃に至ってローマランドマークであった

※この「カピトーリア」の解説は、「カピトリヌスの三神」の解説の一部です。
「カピトーリア」を含む「カピトリヌスの三神」の記事については、「カピトリヌスの三神」の概要を参照ください。

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