カゼマッテン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 16:40 UTC 版)
カゼマッテンとは要塞の建物を砲撃から護る遮蔽施設のことで、三十年戦争以後は廃墟として言及されている。 塔や建物の下部の壁は同時に城の東側がフリーゼンタールに崩落するのを防ぐ支えであると同時に防衛目的も担っていた。カゼマッテンの一部は一旦埋められたが再び掘り返されている。薬局塔と火薬塔の間は完全に保存されている。他はかろうじて銃眼が識別できる程度である。様々な選帝侯らによって転用や改築が行われ、カゼマッテンは部分的に著しく脆弱なものになっていった。このため1998年には安全上の理由からカゼマッテンの直下を通るフリーゼン散策路は閉鎖された。 火薬塔に通じる遮水壁、ヴァッサーカゼマッテンは16世紀に建造された二重ヴォールトのギャラリーでフリーゼンタールから堀への入り口を塞いでいる。上部はケーニヒスシュトゥールから城へ水を導く水道の役割をなしていた。
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