カエサルと決別した理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 09:51 UTC 版)
「ティトゥス・ラビエヌス」の記事における「カエサルと決別した理由」の解説
ラビエヌス自身はカエサルの盟友から敵へ転じた理由を語っておらず(若しくは語ったものの記述が散逸した)、その真相は掴み難い。 3世紀の歴史家カッシウス・ディオは、「ガリア戦争で多くの富と名声を得たものの、ガリア属州総督であったカエサルの指揮下に過ぎず独立した作戦に関与出来なかったこと及び将来的にコンスルへ就任させる期待が持てなかったことで、ラビエヌスがカエサルを単に逆恨みしたことによるもの」とした。 「Biography of Titus Labienus, Caesar’s Lieutenant in Gaul」の中でティレルは、ラビエヌスの行動について現代の歴史家は「逃亡者や裏切者」と呼んでいるが、ティレル自身は「当時の元老院を中心とした合法的な政府に従う為、元老院派へと加わったもの」とした。
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