オンナガタ

デジタル大辞泉

おんな‐がた〔をんな‐〕【女形／女方】

読み方：おんながた

歌舞伎で、女の役を演じる男の役者。また、その役柄。江戸初期に、女歌舞伎が禁止されて以後に現れた。おやま。⇔男形(おとこがた)。

おんな‐がた〔をんな‐〕【女方】

読み方：おんながた

１ 男と女とを二組に分けた、その女の側。⇔男方。

「—の心ゆるし給はぬ事の紛れあるは」〈源・竹河〉

２ 妻の身内。妻の親戚。

「—よりもたびたびものすることありしにも」〈宇津保・楼上上〉

３ 女のいる所。特に、女官の控えている台盤所(だいばんどころ)など。

「男、—許されたりければ」〈伊勢・六五〉

４ ある男の妻、または、恋人である女性。女の方。

「たどり薄かるべき—にだに皆思ひおくれつつ」〈源・若菜下〉

歴史民俗用語辞典

女形

読み方：オヤマ（ｏｙａｍａ），　オンナガタ（ｏｎｎａｇａｔａ）

女の役をする男や操り人形で女役をするもの。

近代文学作品名辞典

女形

読み方：オンナガタ（ｏｎｎａｇａｔａ）

作者 中上健次

初出 昭和53年

ジャンル 小説

女方

読み方：オンナガタ（ｏｎｎａｇａｔａ）

作者 三島由紀夫

初出 昭和32年

ジャンル 小説