オンタリオがん研究所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 16:19 UTC 版)
「ジューン・アルメイダ」の記事における「オンタリオがん研究所」の解説
1954年、結婚してアルメイダに改姓すると家族とともにカナダに転出、オンタリオがん研究所(英語版)に新設された電子顕微鏡技師職に就く:209と、電子顕微鏡の操作に習熟するには若い頃からカメラが趣味だったことが強みとなり、顕微鏡写真の撮影像の増感など腕を上げて10年にわたりここで務めることになる:209。電子顕微鏡検査師として働く傍ら、がん研究所の同僚たちとともにネガティブ染色を臨床検査に応用する一連の研究を行った:209。 1963年には『サイエンス』誌に3名の共同執筆者の筆頭として論文を発表すると、がん患者の血液中のウイルス状微粒子を特定した。 同じ1963年、アルメイダは電子顕微鏡で「抗原(中略)および抗体の凝集体をネガティブ染色」した研究成果を共著として『Journal of Experimental Medicine』(JEM)に発表する。研究者としてのアルメイダはウィリアム・ブレイクの詩を翻案してコロナウイルスが備える対称性を織り込み、ブレイクへの不遜を詫びながら次のような詩を電子顕微鏡に捧げるなど、ユーモア精神を発露してもいる。 “Virus, virus shining bright, In the phosphotungstic night,What immortal hand or eye,Dare frame thy fivefold symmetry.”
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