ウォータージェット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 08:51 UTC 版)
ウォータージェット (water jet) とは、加圧された水を小さい穴などを通して得られる細い水流のこと。これを用いて切断などの加工を行うことを、ウォータージェット加工もしくはウォータージェット切断と称する。また、刃のように切断することから、ウォーターカッター (water cutter) とも称する。0.1mm-1mmほどのノズルから300MPaほどに加圧した水を噴射し切断加工を行う[1]。ただし、「切る」というよりは「水流の当たった部分を吹き飛ばす」というほうが正しいイメージである。水流の速度は多くの場合が500-800m/sほどであるが、マッハ3に達する高速なものもある。水流の速度を落とし、金属面やガラス面についた汚れを落とすこともできる。
- 1 ウォータージェットとは
- 2 ウォータージェットの概要
ウォータージェット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/21 16:11 UTC 版)
「ナッチャンRera」の記事における「ウォータージェット」の解説
一般的なスクリューではなく、ウォータージェット推進器を左右合わせて4基備えており、強力な水流の噴射によって高速航行を可能にしている。ウォータージェットでは水流の向きを左右に最大30度まで変えられるので、舵を必要とせずにすばやく船の向きを変えられる。また、ウォータージェットには後進バスケットと呼ぶ偏向板があり、後進時にはこれを噴射口へ押し上げることで水流の方向を前方下方へ変えることで推進力を180度逆の後進へと変えられる。また、後進バスケットを中間位置にすれば、エンジンを回したままで推力をかけない停止状態にもできる。 左右での水の噴射方向を逆にすることで、横方向への移動や、その場での回転がおこなえる。 41.5ノットで旋回したときの旋回円の直径は620mであり、41ノットでのクラッシュ・アスターン(Crash Astern)による停止では1分27秒後にまっすぐ721m先に停止できた。これらはいずれも、非常に優秀な成績といえる。
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「ウォータージェット」の例文・使い方・用例・文例
- ウォータージェットという掘削機
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