イラストリアス (空母・初代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/16 01:27 UTC 版)
イラストリアス (HMS Illustrious, R87) は、イギリス海軍の航空母艦。イラストリアス級航空母艦の1番艦。illustriousは「輝かしい」の意。
注釈
- ^ 【ブエノスアイレス十五日発】[1]（中略）歐洲戰爭開始以來英國海軍省が竣工を發表した空母はインドミタブル、フォーミダブル、ヴイクトリアス並びにイラストリアスの四隻であるが、海相の演説に徴すれば以上四隻の外にインデフアテイガブル、インブラカブルの二隻も就役してゐるのではないかと解される（記事おわり）
- ^ 当時の地中海艦隊旗艦は戦艦ウォースパイト、司令長官はアンドルー・ブラウン・カンニガム中将だった[4]。
- ^ a b 大破着底した戦艦3隻のうち[6]、戦艦リットリオとカイオ・デュリオは浮揚されて戦線に復帰したが、戦艦コンテ・ディ・カヴールは修理不能となって廃棄された[7]。
- ^ カレイジャスは第二次世界大戦勃発直後の1939年（昭和14年）9月17日にU-29の雷撃で撃沈される[18]。同艦の第811海軍飛行隊と第822海軍飛行隊を統合して第815海軍飛行隊が新編され、イラストリアスに配備された。
- ^ このとき敷設された機雷で駆逐艦アキローネが沈没している[24]。
- ^ 駆逐艦アルティリエーレは重巡ヨークに撃沈された[27]。
- ^ 軽巡3隻（エイジャックス、オライオン、シドニー）、駆逐艦2隻（モホーク、ヌビアン）。11月12日のオトラント海峡海戦でイタリア軍輸送船団を撃滅した[37]。
- ^ 第10航空兵団と表記する場合もある[44]。
- ^ イラストリアスから撮影された爆撃を受けるウォースパイトと、ウォースパイトから撮影された爆撃を受けるイラストリアスの写真が残されている[54]。
- ^ 他にウォースパイトにも右舷艦首に爆弾1発が命中したが、小被害であった[13]。ヴァリアントも至近弾を受けている[58]。
- ^ 『撃沈戦記(2)』では「戦死者83名と負傷者60名以上」[60]と記述する。英語版では「戦死者126名、負傷者91名」とする。
- ^ 翌11日には急降下爆撃で軽巡サウサンプトンが失われ[64]、軽巡グロスターが小破した[13][63]。
- ^ 駆逐艦ジェイナス、ジャーヴィス、ジュノー、グレイハウンド。
- ^ オーストラリア海軍のパースは地中海艦隊に編入されており、エクセス作戦従事中の1月16日にマルタ島のグランド・ハーバーで空襲を受け損傷、応急修理を行っていた[68]。
- ^ 昭和十七年八月經過概要[73]〔 一日｜我哨戒機ハ「ツリンコマリ―」ノ七五度五〇浬ニB×1 A×2ヲ基幹トスル大部隊ヲ發見ス 〕
- ^ (昭和17年8月1日)[74]〔 1｜1435～1445｜東港fg(21Sf在「ポートブレア」)ノfdハ「ツリンコマリ―」ノ75°50′ニB×1(「ウォースパイト」型) A×2 C×1 d×8ヨリナル敵大部隊ヲ「ツリンコマリー」70°15′ニC×2 d×2ノ小部隊ヲ更ニ「ツリンコマリ―」ノE180′ニ敵味方不明ノflo(双発)発見 敵大部隊ハ輪形陣ニテ基準針路概ネNE速力16ktニテ行進中｜印度洋｜当方面ニテ作戰可能ノ味方兵力 f兵力 fc×27 flo×36 fct×9 fd×6 他ニ八月五日「クーパン」方面ヨリ派遣予定ノモノflo×18アリ 水上兵力7S 3Sd他ニdg×2 16S 〕
- ^ (昭和17年8月13日)[79]〔 13｜ ｜7S 3Sd dg×2ハ「ベンガル」方面ノ作戰ヲ取止メ急遽南東航中ノ処一二日「アンボン」附近ニ敵艦船出現ノ報ニ依リ一時東印部隊ニ編入一四日「マカッサル」着ノ予定ノ処同方面ノ敵状許スナラバ至急「トラツク」方面ニ回航セシムル予定｜南東 南西｜(空欄) 〕
- ^ 英戦艦2隻は9月15日より対地砲撃を実施した[82]。16日午後、ウォースパイトは滑空式誘導爆弾フリッツXの直撃により大破した[83]。
- ^ 第一空母戦隊司令官もムーディ提督からヴァイアン提督に交代した。
出典
- ^ “英の現有空母”. Hoji Shinbun Digital Collection. Manshū Nichinichi Shinbun. pp. 01 (1943年1月17日). 2023年11月19日閲覧。
- ^ a b 三野、地中海の戦い 1993, pp. 45–48(4)英空母の能力と航空機の比較
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 91–92追随を許さぬ英地中海艦隊の威力
- ^ a b ウォースパイト 1998, p. 158.
- ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 82–85タラント夜襲
- ^ ミドルブック、戦艦 1979, p. 40.
- ^ a b ウォースパイト 1998, pp. 173–174カニンガムの池
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 93a-94飛んで火に入る夏の虫
- ^ a b 呪われた海 1973, p. 231.
- ^ a b ウォースパイト 1998, pp. 176–178ルフトバッファ(ドイツ空軍)の参戦
- ^ イギリス潜水艦隊(上) 2003, pp. 74–79.
- ^ a b スミス、Stuka 1974, pp. 100a-101巨艦を救った血と汗の記録
- ^ a b c ウォースパイト 1998, p. 178.
- ^ “英精鋭航空母艦 イラストリアス號 目下米國で修理中”. Hoji Shinbun Digital Collection. Taihoku Nippō. pp. 05 (1941年8月22日). 2023年11月19日閲覧。
- ^ a b ニミッツ 1962, pp. 417a-419英国海軍と太平洋
- ^ “狙ひは米への便乗 英太平洋温存艦隊の皮算用”. Hoji Shinbun Digital Collection. Tairiku Shinpō. pp. 01 (1944年12月15日). 2023年11月19日閲覧。
- ^ “建艦競爭時代愈々來る〔英國〕航空母艦二隻建造”. Hoji Shinbun Digital Collection. Manshū Nichinichi Shinbun. pp. 01 (1937年1月16日). 2023年11月19日閲覧。
- ^ ミドルブック、戦艦 1979, p. 39.
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, pp. 244a-245「イラストリアス」地中海へ
- ^ The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, p.12
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 111.
- ^ The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, pp.12-13
- ^ Chronology of the War at Sea 1939-1945, p.40
- ^ a b Chronology of the War at Sea 1939-1945, p.41
- ^ Chronology of the War at Sea 1939-1945, pp42-43
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, p. 244b.
- ^ 撃沈戦記 1988, p. 325.
- ^ Chronology of the War at Sea 1939-1945, p.44
- ^ The Naval War in the Miditerranean, p.99
- ^ a b c ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 112.
- ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 242–247(1)タラント港奇襲
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 113.
- ^ イギリス潜水艦隊(上) 2003, pp. 56–57.
- ^ 三野、地中海の戦い 1993, pp. 86–89イタリアのギリシャ侵攻
- ^ 三野、地中海の戦い 1993, p. 245.
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, pp. 114–115.
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, pp. 123–124.
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 117.
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 118.
- ^ ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 119.
- ^ a b ヨーロッパ列強戦史 2004, p. 120.
- ^ a b c ウォースパイト 1998, pp. 174–176.
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, pp. 245a-246ドイツ空軍援助に登場
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 92–93地中海に目をむけたヒトラー
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, p. 246b.
- ^ a b スミス、Stuka 1974, p. 93b.
- ^ イギリス潜水艦隊(上) 2003, pp. 72–74.
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, pp. 246a-249エクセス作戦
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, p. 247.
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, p. 248.
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 94–95英船団の前途にかかる暗雲
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, pp. 249a-251船団を阻止せよ
- ^ 北アフリカと地中海戦線のJu87シュトゥーカ、7ページ
- ^ ウォースパイト 1998, p. 6.
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 95–97「スツーカ」の鮮やかな手ぎわ
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, pp. 251a-254不沈の「イラストリアス」
- ^ 北アフリカと地中海戦線のJu87シュトゥーカ、8-9ページ
- ^ a b c スミス、Stuka 1974, p. 100b.
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 97–99致命傷を受けた「イラストリアス」
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, p. 252.
- ^ スミス、Stuka 1974, pp. 98–100「イラストリアス」ドックへの苦難の道
- ^ ミドルブック、戦艦 1979, pp. 41–42.
- ^ a b c d e f 撃沈戦記(II) 1988, p. 253.
- ^ イギリス潜水艦隊(上) 2003, p. 75.
- ^ a b The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, p.19
- ^ a b イギリス潜水艦隊(上) 2003, p. 76.
- ^ The Epic Story of HMAS Perth and Her Crew 1995, pp. 5–6.
- ^ The Life and Loss of HMAS Perth and Her Crew 2012, pp. 173–179.
- ^ The Kelly's, p.97
- ^ 撃沈戦記(II) 1988, p. 254.
- ^ a b c The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, p.21
- ^ a b The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, p.22
- ^ #S17年07月～09月経過概要 p.4
- ^ #S17年8月1日～14日経過概要 p.2
- ^ 戦史叢書49巻 1971, pp. 369–371, 431–432.
- ^ #S17年8月1日～14日経過概要 p.10(昭和17年8月7日)
- ^ 戦史叢書49巻 1971, pp. 438–439ガダルカナル島及びツラギ上陸
- ^ 戦史叢書49巻 1971, pp. 446–448, 562.
- ^ #S17年8月1日～14日経過概要 p.29
- ^ a b c The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, p.23
- ^ ウォースパイト 1998, pp. 217a-222サレルノ沖の厄災
- ^ ウォースパイト 1998, p. 217b.
- ^ ウォースパイト 1998, pp. 219–221.
- ^ The Illustrious & Implacable Classes of Aircraft Carrier 1940-1969, p.24
- ^ a b ニミッツ 1962, p. 417b.
- ^ ニミッツ 1962, p. 418.
- ^ ニミッツ 1962, p. 435.
[続きの解説]
「イラストリアス (空母・初代)」の続きの解説一覧
- 1 イラストリアス (空母・初代)とは
- 2 イラストリアス (空母・初代)の概要
- 3 艦歴
- 4 搭載航空戦力
- 5 登場作戦
- 6 外部リンク
- イラストリアス (空母・初代)のページへのリンク
