アークティック・ビレッジとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アークティック・ビレッジの意味・解説 

アークティック・ビレッジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 09:16 UTC 版)

アークティック・ビレッジ
Arctic Village

Vashrąįį K'ǫǫ
Aerial view of Arctic Village in wintertime.
Location of Arctic Village, Alaska
座標:北緯68度7分19秒 西経145度31分40秒 / 北緯68.12194度 西経145.52778度 / 68.12194; -145.52778座標: 北緯68度7分19秒 西経145度31分40秒 / 北緯68.12194度 西経145.52778度 / 68.12194; -145.52778
アメリカ合衆国
アラスカ州
国勢調査地域 Yukon-Koyukuk
政府
 • 州上院議員 Click Bishop (R)
 • 州下院議員 Mike Cronk (R)
面積
 • 合計 69.97 mi2 (181.23 km2)
 • 陸地 63.78 mi2 (165.20 km2)
 • 水域 6.19 mi2 (16.03 km2)
人口
2020
 • 合計 151人
 • 密度 2.37人/mi2 (0.91人/km2)
等時帯 UTC-9 (Alaska (AKST))
 • 夏時間 UTC-8 (AKDT)
ZIP code
99722
市外局番 907
FIPS code 02-03990

アークティック・ビレッジ(Arctic Village)とは、アメリカ合衆国アラスカ州に存在する村である。

概要

アークティック・ビレッジは、アラスカの北極北極園境界線より180km、ブルックス山脈の南麓にある人口158人の村で、フォートユーコンから北160km、フェアバンクスから北466kmに位置する。アメリカ先住民アサバスカ諸族のグウィッチン族が住む、アメリカのネイティブアメリカンの最北端の村である。

村には学校や教会、郵便局、スーパーマーケットなどがある。1980年代、村郊外に発電機が造られたため、電気も引かれている。交通はフェアバンクスからの小型機での定期軽飛行機便のみである。ヴェネタイ先住民族村部族政府の法律により治められている。

歴史

アラスカのグウィッチン族(Neets'aii Gwichin)は定住をせずにカリブーなどを狩り、遊牧をしながら暮らしていた。白人との接触後、毛皮を取引するようになり、罠猟しやすく、半定住に暮らすため、丸木小屋の家を建てて暮らすようになった。1909年に、グウィッチン族のクリスチャン酋長が最初に村に定住し、1943年には、グウィッチン族の住民は狩猟など自給自足をして定住して暮らせるための土地を保護できるように求め、ヴェネタイ・インディアン居留地(Venetie Indian Reservation)が設立された。1959年に、村に小学校が建てられると、グウィッチン族の人々は子供の教育のために村に住むようになった。1971年には、アラスカ原住民権益措置法(Alaska Native Claim Settlement Act、ANCSA)が成立され、ヴェネタイ・インディアン居留地、アークティック・ビレッジのグウィッチン族に対して73万haの土地が譲渡された。それ以降は、その土地でコミュニティを結成し、狩猟や漁などをしながら暮らしている。

脚注

  1. ^ 2020 U.S. Gazetteer Files”. United States Census Bureau. 2021年10月29日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アークティック・ビレッジ」の関連用語

アークティック・ビレッジのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アークティック・ビレッジのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアークティック・ビレッジ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS