アンブレラ種とは? わかりやすく解説

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アンブレラ‐しゅ【アンブレラ種】

読み方:あんぶれらしゅ

大型肉食哺乳類猛禽類など、ある地域食物連鎖頂点位置する種。生存のために広大な生息地が必要で、保全生態学観点からは、その種の保護下位の種もあわせた生態系保全につながる。傘種。


アンブレラ種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 07:47 UTC 版)

アンブレラ種(アンブレラしゅ、英語: Umbrella species)とは、その地域における生態ピラミッド構造、食物連鎖の頂点の消費者である。アンブレラ種を保護することにより、生態ピラミッドの下位にある動植物や広い面積の生物多様性・生態系を傘を広げるように保護できることに由来する概念。


  1. ^ a b c d e f g 日本生態学会『生態学入門』東京化学同人、2004年8月26日。ISBN 978-4-8079-0598-0p.217
  2. ^ a b c d e 高槻成紀, クマは本当にアンブレラ種か?」『保全生態学研究』 14巻 2号 2009年 p.293-296, 日本生態学会, doi:10.18960/hozen.14.2_293, ISSN 1342-4327
  3. ^ a b c 高槻成紀, クマは本当にアンブレラ種か? : 2.「細かいフィルター、粗いフィルター」アプローチ」『保全生態学研究』 16巻 1号 2011年 p.131-133, 日本生態学会, doi:10.18960/hozen.16.1_131, ISSN 1342-4327
  4. ^ On the Right Way to Right Whale: Protections in the Gulf of Maine-Case Study." Journal of International Wildlife Law & Policy, Volume 16, 2013, issue 4, p.229-265, doi:10.1080/13880292.2013.805065.
  5. ^ 東淳樹, 武内和彦, 「谷津環境におけるカエル類の個体数密度と環境要因の関係」『ランドスケープ研究』 1998年 62巻 5号 p.573-576, ISSN 1340-8984, doi:10.5632/jila.62.573
  6. ^ 高槻成紀『野生動物と共存できるか-保全生態学入門-』岩波書店〈岩波ジュニア新書〉、2006年6月20日、73-77頁。ISBN 4-00-500536-5


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