アルクマイオーンの逡巡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 17:45 UTC 版)
「エピゴノイ」の記事における「アルクマイオーンの逡巡」の解説
先の七将の戦から10年経ち、七将の息子たちは父親の志を継ぐべくテーバイへの再攻撃を企てた。デルポイの神託を仰ぐと、「アルクマイオーンが指揮をとれば勝利を得る」と告げられた。しかし、エピゴノイ中アルクマイオーンひとりはこの戦いに気乗り薄で、このため弟のアムピロコスと激しい口論となった。二人は、結論を母親のエリピューレーの裁断に委ねることにした。 この事態を見て取ったテルサンドロスは、父ポリュネイケースがかつてそうしたように、ハルモニアーの魔法の婚礼衣装をエリピューレーに贈った。これはカドモスとハルモニアーの結婚式に、アテーナーが贈ったものである。エリピューレーは二人に参戦を命じ、アルクマイオーンはしぶしぶ指揮を執った。 エピゴノイ率いるアルゴスの軍勢を迎え撃ったのは、エテオクレースの子ラーオダマースである。城外に撃って出た戦いでラーオダマースはアイギアレウスを斃したが、アルクマイオーンに討ち取られた。テーバイ勢は城に敗走した。
※この「アルクマイオーンの逡巡」の解説は、「エピゴノイ」の解説の一部です。
「アルクマイオーンの逡巡」を含む「エピゴノイ」の記事については、「エピゴノイ」の概要を参照ください。
- アルクマイオーンの逡巡のページへのリンク