アルカディア (ゲーム機)とは? わかりやすく解説

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アルカディア (ゲーム機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 15:37 UTC 版)

アルカディアArcadia)は、1983年日本で発売された家庭用ゲーム機


注釈

  1. ^ Signetics社のシステムを採用していることからSignetics社か親会社のフィリップス社であると推測される。Signetics社のシステムを採用したゲーム機としては、1978年頃にもやはりライセンス元が不明な同一のシステムの互換機が欧州各国で大量に出回ったことがある。そのハードは西ドイツでのみ成功し、現在はインタートン・VC 4000として知られる。
  2. ^ 定価49,800円[4][5]
  3. ^ 一方、アルカディアの発売を伝える1983年3月18日の『日経産業新聞』の記事にはアルカディアがインテレビジョンの後継機という記述はなく、インテレビジョンを上位機種と位置付けた上で併売すると記載している[3]。また、『トイズマガジン』1983年8月号の記事では1983年の夏休み期間の直前にインテレビジョンが定価を19,800円に変更したことを記載している[5]
  4. ^ 日経産業新聞の佐々木裕記者の連載記事「膨らむ大型商品への期待・ビデオゲーム激戦」によると、アルカディアのカタログには29,800円と記載された価格欄を塗りつぶして慌てて訂正したような痕跡が残っていたという[4]
  5. ^ セガ・エンタープライゼスが家庭用ゲーム機「SG-1000」をファミリーコンピュータと同価格の15,000円で売り出すことを発表したことなどを受け、更に14,800円に定価を値下げした上で販売を開始している[5][7]
  6. ^ 『トイジャーナル』1983年7月号には1983年7月1日からカートリッジ付アルカディアを19,800円で発売するという記述が存在する[8]

出典

  1. ^ a b c d 「アルカディア(なつかしの電子ゲーム PART.3 VIDEOゲーム)」『電子ゲームなつかしブック (コアムックシリーズ 682)』、コアマガジン、2016年9月29日、60頁、ISBN 9784864369619 
  2. ^ a b c d 「ファミコン以前の家庭用ゲーム機を振り返る!」『懐かしファミコンパーフェクトガイド』、マガジンボックス、2016年4月21日、99-101頁、ISBN 9784906735891 
  3. ^ a b c d e f 「バンダイ、家庭用8ビットゲーム機1万9800円で発売──アタリ進出に対抗」『日経産業新聞』、1983年3月18日、16面。
  4. ^ a b c d 佐々木裕「膨らむ大型商品への期待・ビデオゲーム激戦(下)値下げ合戦どろ沼に。」『日経産業新聞』、1983年5月27日、13面。
  5. ^ a b c d e f 「特別企画 '83注目ジャンルを探る ビデオゲームは…どう位置付けされるか?」『トイズマガジン』1983年8月号、トイズマガジン社、97-99頁。 
  6. ^ a b c 茂木隆「バンダイ 家庭用パソコン分野へ参入」『トイズマガジン』1983年8月号、トイズマガジン社、100頁。 
  7. ^ 大西康博「任天堂 おもしろいものを出せば…」『トイズマガジン』1983年8月号、トイズマガジン社、102頁。 
  8. ^ 「夏から年末ヘ、商品展開を説明 6事業部から新製品多数を発表」『トイジャーナル』1983年7月号、東京玩具人形協同組合、119頁。 
  9. ^ a b 「アルカディア('83ビデオゲーム全紹介)」『トイズマガジン』1983年8月号、トイズマガジン社、104頁。 
  10. ^ 森篤司 (2016年4月2日). "バンダイ アルカディアのメンテナンス済みモデルが税込2万円 ゲームソフト1本付き". AKIBA PC Hotline!. Impress. 2016年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月4日閲覧
  11. ^ a b 武宗しんきろう (2012年12月14日). “テレビゲームファーストジェネレーション 第2回:TVゲームグラフティー 〜1984年日本編”. ファミ通.com. KADOKAWA. 2019年10月12日閲覧。
  12. ^ a b 「4─8月の大手ビデオゲーム生産状況、家庭用が好調、27万台を突破──日経調べ。」『日経産業新聞』、1983年5月27日、16面。


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