アバタセプト
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アバタセプト(Abatacept)は、ヒト細胞障害性Tリンパ球抗原-4 (CTLA-4) の細胞外ドメインとヒト免疫グロブリンG定常領域から構成される融合タンパク質であり、その構造からCTLA4-IgまたはCTLA4Igとも呼ばれる。その製剤は生物学的製剤のひとつとして抗リウマチ薬などとして使用されている。製剤としてのアバタセプトは点滴用の注射剤と自己注射可能な皮下注射製剤の二種類があり、オレンシア(Orencia)の商品名でブリストル・マイヤーズおよび小野薬品[1]から発売されている。
- 1 アバタセプトとは
- 2 アバタセプトの概要
アバタセプト(Abatacept オレンシア)
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「分子標的治療」の記事における「アバタセプト(Abatacept オレンシア)」の解説
CTLA-4(細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4、CD152)の細胞外領域とIgGのFc領域の融合蛋白で、抗原提示細胞上の共刺激分子 (CD80/86) に結合する。T細胞上のCD28とCD80/86との結合を競合的に阻害することでT細胞活性を抑制する。関節リウマチやSLEの治療に用いられる。
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