アインシュタインの縮約記法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アインシュタインの縮約記法の意味・解説 

アインシュタインの縮約記法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 04:21 UTC 版)

アインシュタインの縮約記法(アインシュタインのしゅくやくきほう、: Einstein summation convention)またはアインシュタインの記法(アインシュタインのきほう、: Einstein notation)、アインシュタインの規約(アインシュタインのきやく、: Einstein convention)または総和規約[1]は、添字 (index) の和の記法であり、同じ項で添字が重なる場合はその添字について和を取るというルールである。この重なる指標を擬標(またはダミーの添字、dummy index)、重ならない指標を自由標(またはフリーの添字、free index)と呼ぶ。


  1. ^ a b James B. Hartle; 牧野伸義 訳『重力』(上)日本評論社、2016年、161-163頁。ISBN 978-4-535-78779-7 
  2. ^ 深谷賢治『解析力学と微分形式』岩波書店、2004年。ISBN 4-00-006884-9 
  3. ^ Einstein, Albert (1916). “The Foundation of the General Theory of Relativity” (PDF). Annalen der Physik. オリジナルの2007年7月22日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/5QWa44CvC?url=http://www.alberteinstein.info/gallery/gtext3.html 2006年9月3日閲覧。. 
  4. ^ ダニエル・フライシュ 著、河辺哲次 訳『物理のためのベクトルとテンソル』岩波書店、2013年、139頁。ISBN 978-4-00-005965-7 


「アインシュタインの縮約記法」の続きの解説一覧

アインシュタインの縮約記法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:49 UTC 版)

特殊相対性理論」の記事における「アインシュタインの縮約記法」の解説

詳細は「アインシュタインの縮約記法」を参照 特殊相対性理論では、 ∑ μ a μ b μ {\displaystyle \sum _{\mu }a^{\mu }b_{\mu }} のように上つきと下つきで同じ添え字(この場合は μ)が使われているときは、Σ 記号省略し、 a μ b μ {\displaystyle a^{\mu }b_{\mu }} と書き表す慣用的な記法が用いられることが多い。この記法をアインシュタインの縮約記法という。 この縮約記法行列の積3項上の場合にも同様に用いられ例えば ∑ κ , τ a μ κ b κ τ c τ ν {\displaystyle \sum _{\kappa ,\tau }a^{\mu }{}_{\kappa }b^{\kappa }{}_{\tau }c^{\tau }{}_{\nu }} は a μ κ b κ τ c τ ν {\displaystyle a^{\mu }{}_{\kappa }b^{\kappa }{}_{\tau }c^{\tau }{}_{\nu }} と略す。 一方、たとえ2箇所添え字共通していても、 ∑ μ a μ b μ {\displaystyle \sum _{\mu }a_{\mu }b_{\mu }} 、 ∑ ν c ν d ν {\displaystyle \sum _{\nu }c^{\nu }d^{\nu }} のように添え字両方下つき、もしくは両方上つきの場合は Σ を省略しない。

※この「アインシュタインの縮約記法」の解説は、「特殊相対性理論」の解説の一部です。
「アインシュタインの縮約記法」を含む「特殊相対性理論」の記事については、「特殊相対性理論」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アインシュタインの縮約記法」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アインシュタインの縮約記法」の関連用語

アインシュタインの縮約記法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アインシュタインの縮約記法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアインシュタインの縮約記法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの特殊相対性理論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS