アイルランドにおける用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/27 02:46 UTC 版)
「ハイ・ストリート」の記事における「アイルランドにおける用法」の解説
「en:Main Street#International use and equivalents」も参照 アイルランドでは、ハイ・ストリートという呼称は、さほど頻繁には使われない。ダブリンのおもな繁華街であるグラフトン・ストリート (Grafton Street) もヘンリー・ストリート (Henry Street) も、また最も大きな目抜き通りであるオコンネル・ストリート (O'Connell Street) もこの呼称とは関係ない。ダブリンにも、クライストチャーチ大聖堂の近くにハイ・ストリートという街路が存在するが、ここは繁華街ではない。ダブリンに次ぐ規模の都市であるコークの主要な繁華街はセント・パトリック・ストリート (St. Patrick's Street) であり、リムリックではダブリンと同名のオコンネル・ストリート(O'Connell Street、この街路名はダニエル・オコンネル (Daniel O'Connell を記念したもので、アイルランド各地の数多くの町にこの名の街路がある)である。 メイン・ストリート (Main Street) は、多数の小さな町や村で使われている街路名である。例えば、アイルランド陸地測量部 (Ordnance Survey Ireland, OSI) が発行している『North Leinster Town Maps』に収められた30の町の街路名を示した索引には、16カ所の「メイン・ストリート」が街路名として挙げられているが、「ハイストリート」は2カ所しかない。同様にダブリン市とダブリン州をカバーしている『OSI Dublin Street Guide』では、20カ所の「メイン・ストリート」に対し、「ハイ・ストリート」は2カ所のみである。比較的大きなアイルランドの町で繁華街の名が「ハイ・ストリート」となっているのは、キラーニーやゴールウェイなど、ごく少数である。このように固有名詞としてはあまり頻繁には使用されていないにもかかわらず、アイルランドのメディアでは、繁華街を指す普通名詞として「ハイ・ストリート」という表現がしばしば使用されている。
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