三省堂 大辞林 |
やすはら-ていしつ 【安原貞室】
美術人名辞典 |
安原貞室
江戸前期の俳人・紙商。京都生。名は正章、通称鎰屋彦佐衛門、号は貞室・腐俳子・一嚢軒等。松永貞徳門人で、慶安四4年貞徳に点業を許される。文学的才能があり諸芸に秀でていたが、特に琵琶と笛を能くした。著書に『玉海集』『かたこと』等がある。延宝元年(1673)歿、64才。
芭蕉関係人名集 |
安原貞室
やすはらていしつ
江戸前期の俳人。名は正章(まさあきら)。号は一嚢軒・腐俳子など。京都の人で紙商。松永貞徳の高弟。松江重頼との論争は有名。貞徳没後はその俳統の相続者のように振舞った。編著「玉海集」・「正章千句」・「かたこと」など。
芭蕉の師の北村季吟は貞室の門弟から貞徳の門に入った。
安原貞室の代表作(芭蕉関連のみ)
これはこれはとばかり花の芳野山(『あら野』)
我等式が宿にも来るや今朝の春(『あら野』)
おもしろうさうしさばくる鵜縄哉(『あら野』)
いざのぼれ嵯峨の鮎食ひに都鳥(『あら野』)
やすはらていしつに関連した本
- 片言・物類称呼・浪花聞書・丹波通辞―附補遺 (1978年) (覆刻日本古典全集) 安原 貞室 現代思潮社
- かたこと (1976年) (笠間選書〈53〉) 安原 貞室 笠間書院
- 近世文学資料類従〈古俳諧編 38〉 (1975年) 池田 正式 勉誠社