なぜ競技によってキューが違うのか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 15:00 UTC 版)
「キュー (ビリヤード)」の記事における「なぜ競技によってキューが違うのか」の解説
キューはそれぞれの競技のボールの大きさ(重さ)に対して最適化されている。キューの太さはキャロム、ポケット、スヌーカーの順に細くなる。重いボールを撞くキャロム競技では、パワーのロスが少ない等の理由で太いキューを用いることが一般的である。原則的には各々の競技に最適化されたキューを用いてプレーするのが望ましいが、キューが本来の目的とする競技と異なる競技をプレーすることは不可能ではない。例として、日本のポケットビリヤードのトッププロだった奥村健は2008年にキャロム競技のプロ選手へ転向したが、ポケット競技から引退する数年前よりポケットビリヤードの大会においてキャロムキューで出場し、全日本選手権で優勝した。類例として日本スヌーカー連盟(JSA)の開催するトーナメントなどはポケット競技用のキューで参加することも認められている。但し、太いキューで小さいボールを撞こうとしても、物理的にあまり下を突くことができないためドローショットに制約が生じる等の様々なデメリットもある。スヌーカーキューは他と異なり先角に金属を使用しているため、ショットの衝撃がシャフトに直接伝わり木部を痛めてしまう可能性があるので他の競技での使用は推奨されていない。
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