ディップメーター
読み方: でぃっぷめーたー
【英】: dipmeter
【英】: dipmeter
坑井内における地層境界面の傾斜角度と方位を測定する検層機で、地層傾斜検層(機)とも呼ばれる。ゾンデは、中心軸から 90 度ごとに張り出したアームで坑壁に圧着される 4 個のパッドからなるマイクロラテロ比抵抗測定部と、磁北に対する基準パッドの方位、基準パッドに対する坑井の傾斜方位(相対方位)と角度を測定する方位傾斜儀部およびアームによる坑径測定部から構成される。4 パッドの四つの比抵抗曲線に現れる地層境界面の深度の対比によって見掛けの地層傾斜方位と角度を求め、さらに基準パッドの磁北に対する方位、坑井の傾斜方位と角度とを合わせることによって、地層の真の傾斜方位と角度が求められる。ディップメーターで測定した各種データは、ペーパー・フィルムにアナログ記録されると同時に、磁気テープにディジタル記録され、コンピューターによって前記の傾斜方位、角度の計算が行われ、その結果が各種の表示形式で示される。最近は測定パッドが 8 個ある高精度のディップメーターが実用化され、砂岩体のタイプ、砕屑粒子の供給方向などの詳細な解析・検討に役立てられている。 |
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