それぞれの利点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 03:13 UTC 版)
「メモリマップドI/O」の記事における「それぞれの利点」の解説
ポートマップドI/Oは、CPUのアドレス空間が限られている場合に有効である。入出力空間がメモリ空間と分離されているため、CPUのアドレス空間を全てメモリのために使用できる。また、アセンブリ言語のプログラムを読んだとき、特別な命令を使っているため、入出力を行っている箇所が即座にわかるという利点もある。 メモリマップドI/Oは、入出力を特別扱いしないため、CPUの内部回路が簡略化され、高速化や低価格化が容易である。このため、RISCではメモリマップドI/Oを採用していることが多い。マイクロプロセッサの規模が16ビットから32ビット、さらには64ビットとなるに従って、メモリマップドI/Oのためにアドレス空間を用意することはほとんど問題にならなくなってきた。また、通常のメモリ操作命令が入出力にも使えるということは、そのCPUの持つ全てのアドレッシングモードを入出力にも使えるということを示している。
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