おわら古謡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 23:02 UTC 版)
正調おわら(平唄) 二百十日に 風さえ吹かにゃ / 早稲の米食て (オワラ) 踊ります 来る春風 氷が解ける / うれしゃ気ままに (オワラ) 開く梅 五文字冠り 雁がねの 翼ほしいや 海山超えて / 妾しゃ逢いたい (オワラ) 人がある 三味線の 一の糸から 二の糸かけて / 三の糸から (オワラ) 唄が出る 字余り 字余りには、五文字冠りで入る唄がある。また、上の句・下の句とも字余りの唄と、上の句のみ字余りの唄がある。 竹になりたや 茶の湯座敷のひしゃくの柄の竹に / いとし殿御に持たれて汲まれて一口 (オワラ) 呑まれたや 三越路の 中の越路で見せたいものは 黒部・立山・蜃気楼・蛍烏賊(ほたるいか) / よそで聞けないものは 越中八尾本場の (オワラ) 節の綾 橋になりたや 京で名高き 一条(條)二条三条四条 次なる五条の橋に / 牛若さんのような 不思議な殿御に 連れ行き花見に(オワラ)通わせる ふくら雀に 文言付けて 道で落とすな 開いてみるな / 可愛い殿御の(オワラ)手に渡せ
※この「おわら古謡」の解説は、「越中おわら節」の解説の一部です。
「おわら古謡」を含む「越中おわら節」の記事については、「越中おわら節」の概要を参照ください。
- おわら古謡のページへのリンク