いずくんぞ

実用日本語表現辞典

寧んぞ

読み方：いずくんぞ

「どうして～することがあろうか、いや、ない」という反語の意味で用いられる表現。漢文読み下しの用語。

「寧んぞ」の用例は特に「王侯將相寧有種乎」に見いだされる。寧の他に「安んぞ」や「焉んぞ」なども同じく「いずくんぞ」と読まれる。

（2020年12月10日更新）

デジタル大辞泉

いずくん‐ぞ〔いづくん‐〕【^▽安んぞ／^×焉んぞ】

読み方：いずくんぞ

［副］《「いずくにぞ」の音変化》漢文訓読の用語で、あとに推量を伴って反語を表す。どうして…だろうか。

「人—常に悪(あし)からむ」〈露伴・二日物語〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

いずくんぞ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 11:55 UTC 版)

副詞

いずくんぞ【安んぞ、焉んぞ、悪んぞ、奚んぞ、寧んぞ、烏くんぞ　歴史的仮名遣; いづくんぞ】

1. （反語を表わす。「いづくにぞ」の音変化）どうして〜だろうか。なんで。
   • 燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや（『史記』陳渉世家）

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「いずくんぞ」の例文・使い方・用例・文例

• 燕雀いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや.
• 燕雀安ぞ鴻鵠の志を知らんや｛えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや｝
• いずくんぞ知らん
• いずくんぞ学ばざる
• 燕雀｛えんじゃく｝安んぞ｛いずくんぞ｝鴻鵠｛こうこく｝の志を知らんや