いえども

デジタル大辞泉

いえ‐ども〔いへ‐〕【^×雖も】

読み方：いえども

［連語］《動詞「い（言）う」の已然形＋接続助詞「ども」》格助詞「と」の下に付いて、逆接の確定条件または仮定条件を表す。…だけれど。たとい…でも。「老いたりと—戦列に加わる」「雨天と—決行する」

[補説] 漢文訓読で「雖」の訓として用いられるようになった語。古くは確定条件を表す場合に用いられたが、近世以降、仮定条件を表す場合にも用いられるようになった。現代語では、やや硬い感じの言い方として文章語に用いられる。

漢字辞典

雖

雖	画数：17 音読み：スイ 訓読み：いえども、 これ ピンイン：sui1 ハングル：수 対応する英語：although, however

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「いえども」の例文・使い方・用例・文例

• 貧しいといえども彼女は幸せだ。
• 親友といえども、その友情を維持する努力が必要である。
• 君の指摘、中らずといえども遠からずだね。
• 1票[1 分]といえども大切だ.
• 当たらずといえども遠からずだ.
• たとえ傑作といえどもきずがあれば通常の価格の半額以下で売られることになる.
• 覇者といえども一旦人心を失えば, 永くその地位に留まることはできまい.
• 自然界は何物といえども寸時も静止することはない.
• 親といえども子供の手紙を無断で読むことは許されない.
• 彼老いたりといえどももとの元気を失わぬ
• 当たらずといえども遠からず
• 三歳の小児といえどもこれを知る
• いかに良艦といえどもこれを操縦することあたわざれば無用の長物なり
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• 君君たらずといえども臣臣たらざるべからず
• 君の臆測は当たらずといえども遠からずだ