あきつしま (巡視船)
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「あきつしま」(Akitsushima)は、海上保安庁のヘリコプター2機搭載型巡視船。「しきしま」の発展型であり、同船と連番で、PLH-32の記号・番号を付されている。船名は日本の雅称の一つである秋津島に由来する[3]。
注釈
- ^ 本船の建造途中でジャパンマリンユナイテッド磯子工場に改称された。
- ^ ソマリア沖の海賊に対しては巡視船の派遣も検討されたが、第170回国会において海上保安庁長官は「やはり日本から相当遠距離にあること、それから、先生も御指摘のとおり、海賊が所持する武器はロケットランチャー等の重火器を持っていること、それから、有志連合軍の軍艦等が現に今海賊に、事件の対応を行っているというようなことを総合的に勘案しますと、海上保安庁の私どもの現状の船艇勢力あるいは能力では巡視船を派遣することは大変難しい問題だ、このように思っております」と、困難を指摘する答弁を行った[6]。
- ^ 『海上保安レポート2011』では『「しきしま」級巡視船』として整備計画が述べられた[9]。その後、尖閣諸島周辺海域における中国船による領海侵入等の問題の深刻化を受けて、平成28年度第2次補正予算より、ヘリコプターの搭載定数を1機に削減したれいめい型と、総トン数を6000トンに圧縮したしゅんこう型の建造が開始された[10]。
出典
- ^ a b c d e f 海人社 2014b.
- ^ a b c d e f g h i j k l m 海人社 2018, pp. 40–42.
- ^ 海上保安庁 編「TOPICS 海上保安の1年 06」『海上保安レポート2013』日経印刷株式会社。ISBN 978-4-905427-43-8 。
- ^ a b 邉見 2001.
- ^ a b 石橋 2012.
- ^ 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会. 第170回国会. Vol. 3. 17 October 2008.
- ^ “平成22年度予算要求” (2009年). 2021年11月5日閲覧。
- ^ a b c d e f 海人社 2014c.
- ^ 海上保安庁 編『海上保安レポート2011』日経印刷株式会社、2011年。ISBN 978-4-904260-83-8 。
- ^ 海人社 2019.
- ^ 海人社 2014a.
- ^ a b c d e f “巡視船「あきつしま」に精鋭ヘリ2機配備”. 海上保安新聞. (2014年9月25日)
- ^ 真鍋光之; 古関俊樹 (2015年4月1日). “皇室:宿泊「あきつしま」 細部まで「両陛下仕様」に”. 毎日新聞. オリジナルの2015年4月4日時点におけるアーカイブ。
- 1 あきつしま (巡視船)とは
- 2 あきつしま (巡視船)の概要
- 3 船歴
- 4 脚注
- あきつしま (巡視船)のページへのリンク