docomo STYLE series 概要

docomo STYLE series

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 15:42 UTC 版)

概要

ドコモでは、それまで高機能型の製品群には「90xi」、ファッション/デザイン重視の製品群には「70xi」と、型番で区別する方法を採っていた。しかし、「70xi」シリーズの機能が次第に向上し、中には「90xi」とあまり変わらないものまで現れるようになった。そこで、従来の型番設定ルールを抜本的に見直した結果、2008年11月に生まれたシリーズである。

シリーズ誕生時、「PRIME」が搭載機能の豊富さを重視したもの(旧「90xi」相当)が多数を占めたのに対し、「STYLE」は文字通り外観のデザインを重視したもの(旧「70xi」と一部の旧「90xixx」相当)となっていた。よって、「PRIME」より機能面では製造メーカーによって差があるが若干簡素化されており、価格は数千円 - 1万円前後安くなっていた。また、以前の「706ie」シリーズの後継となるシンプルデザインケータイは、価格はさらに安くなっている。しかしその一方、主要4シリーズを通じて回転の早いシリーズでもあり、短い期間に新商品が次々と発売される半面、店頭配布カタログ上から消えるのも早くなっている。このため販売店によっては、在庫処分のため安売り・特別契約販売対象機種になりやすく、ドコモでもサービス終了を発表しているmovaからの切り替えを促す「FOMAお取替サポート」割引販売の対象機種に指定している。また2009年9月から、販売を終了したモデルの一部で、カラーバリエーションを一新して販売を再開するモデルも出てきていた。このシリーズのコンセプトカラーは淡い空色、メディア広告のキャラクターは堀北真希が起用されていた(2010年4月まで)。

2011年冬モデル以降は、携帯電話市場でスマートフォンが主流になったことにより、これまでのフィーチャーフォンのシリーズ「PRIME」・「SMART」・「PRO」が廃止され、iモード端末は「STYLE」に統合された。そのため従来の「PRIME」相当のハイスペック機や「SMART」相当の男性向けデザインを持つ機種も全て「STYLE」シリーズとして発売されることになる。同時に、NECカシオ製を除く端末が、ドコモminiUIMカード対応となり、端末増設時にUIMの交換を要することになった。2012年冬モデルでは、再びデザインを重視と機能の簡略化した機種が中心となり、NECカシオ製のN-01Eも含め、すべての「STYLE」シリーズが「ドコモminiUIMカード」の端末となった。

2013年夏モデル(N-01EP-01Eの新色)からは「docomo STYLE series」から「ドコモ ケータイ」に名称が変更された。

2015年夏モデルからは、OSにAndroidを採用した端末も登場する。ドコモでは従来のiモード端末を「iモードケータイ」と称しているのに対し、Android搭載端末は「spモードケータイ」と称する。

2016年11月2日、iモードケータイの出荷を同年中に終了することが発表された[1]




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