X-MEN:アポカリプス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 00:55 UTC 版)
登場人物・キャスト
※括弧内は日本語吹替[4]。
- チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX
- 演 - ジェームズ・マカヴォイ(内田夕夜)
- 地上最強のテレパスであるミュータントにして、「恵まれし子らの学園」とX-MENの創設者。「恵まれし子らの学園」で多くのミュータントを保護しつつ、普通の人間と友好関係を築くために尽力している。
- 強力なテレパシー能力を求めていたエン・サバ・ヌールによって、精神を移す新たな体として狙われることになる。
- エリック・レーンシャー / マグニートー
- 演 - マイケル・ファスベンダー(三木眞一郎)
- 磁力を操るミュータントにして、チャールズの親友。前作での所業によって追われる身となっており、ヘンリク・グルスキーという偽名を使ってポーランドで潜伏生活を送っていた。その中で妻と出会い、娘をもうけている[注釈 3]。
- エン・サバ・ヌールが遠因となって死に掛けた同僚を助けたことで正体が露見し、家族を守るために警察の拘束を受け入れるが、鳥類に襲われて混乱した警察官が持っていた弓矢を誤射したことで、妻と娘を喪ってしまう。警官たちを皆殺しにした後、勤めていた工場の全従業員も殺そうとするが、エン・サバ・ヌールによって黙示録の四騎士の最後の1人として迎え入れられ、再びX-MENと対立する。彼の能力強化によって地中深くや遥か遠くの金属も操れるようになった。
- レイヴン・ダークホルム / ミスティーク
- 演 - ジェニファー・ローレンス(牛田裕子)
- 変身能力を持つミュータント。前作でニクソン大統領を含む多数の人間を救ったことから、世間からは英雄視されていると同時に、多くのミュータントに希望を与えた。
- チャールズやエリックとは違う生き方を選んでおり、単独で世界各地を単独で飛び回り、見せ物にされたり弾圧や差別を受けているミュータントを救っている。ミュータントの裏世界では“傭兵ミスティーク”として知られている。
- ハンク・マッコイ / ビースト
- 演 - ニコラス・ホルト(浅沼晋太郎)
- 野獣の姿と身体能力を持つミュータント。天才科学者でもあり、自身の作成した血清を定期的に投与することで、普段は普通の人間の姿をしている。「恵まれし子らの学園」におけるチャールズの右腕的存在。
- モイラ・マクタガート
- 演 - ローズ・バーン(桑島法子)
- CIAの高官。チャールズの元恋人で、彼らと協力しX-MENを創設した女性。前々作の終盤で、チャールズによってミュータントに関する記憶を消去されている。
- ピーター・マキシモフ / クイックシルバー
- 演 - エヴァン・ピーターズ(吉野裕行)
- 超高速移動能力を持つミュータント。実はエリックの息子で、前作で対面したときにはその事実を知らなかった。
- ジーン・グレイ
- 演 - ソフィー・ターナー(能登麻美子)
- テレパシー能力とテレキネシスを操るミュータント。限定的な予知能力も有する。後のXーMENの中心的メンバー。潜在的な能力はチャールズを上回るほどで、その強力すぎる力を恐れている。
- スコット・サマーズ / サイクロップス
- 演 - タイ・シェリダン(木村良平)
- 両目から破壊光線オプティック・ブラストを発射する能力を持つミュータント。後のX-MENリーダー。
- 17歳前後の高校生。能力に目覚めたことで一般の学校から「恵まれし子らの学園」へとやってくる。当初は目を開くことができなかったが、ハンクが作った能力抑制用のサングラスを身につけたことで解消され、ジーンたち学園の生徒やカートと交友を深める。着用したまま発射可能なバイザーを装着するのは終盤の1シーンのみ。
- アレックス・サマーズ / ハヴォック
- 演 - ルーカス・ティル(鶴岡聡)
- オプティック・ブラストを操るミュータント。スコットの兄。前々作でX-MENを創設したメンバーの1人。本作ではオプティック・ブラストを胸と両腕から3発同時発射することが可能となっている。
- カート・ワグナー / ナイトクローラー
- 演 - コディ・スミット=マクフィー(内山昂輝)
- 瞬間移動能力と、青黒い肌に尻尾の姿を持ったミュータント。地下闘技場で見世物として戦わされていたところをレイブンに救われ、その後も彼女と行動を共にしていく。
- 移動可能範囲は視認できる場所か、過去に行ったことがある場所。自分に触れた相手も一緒に移動できるが、複数人での移動はエネルギーを大幅に消耗し、自身を含め5人を移動させた際は直後に気絶してしまった。
- エン・サバ・ヌール / アポカリプス
- 演 - オスカー・アイザック(松平健[5])
- 人類初のミュータントとされる人物で、肌は緑がかった青色をしている。肉体が老いる度に他のミュータントの体に精神を移し、長きに渡って古代エジプトを支配していた。精神を移す儀式の間は無防備になるためか、傍らに実力を認めた四騎士を置く習慣がある。
- 復活した1983年の世界情勢を知ると、ミュータントの置かれた現状を嘆き、彼らに救済を与えるため、世界を支配することを目論む。
- 他のミュータントの能力を強化できる他、様々な能力を使用できる[注釈 4]。作中で使用した能力は、物体を分子レベルで操る[注釈 5]、テレビを通して世界中の言語や情報を学習する、別の場所にテレポートできるゲートを開く、テレパシー[注釈 6]、ヒーリング・ファクター。
- オロロ・マンロー / ストーム
- 演 - アレクサンドラ・シップ(志田有彩)
- 天候を操るミュータント。後のXーMENの中心的メンバー。英雄視されるミスティークに憧れながら、カイロで窃盗を行う貧困生活を送っていたが、失敗し追い詰められたところをエン・サバ・ヌールに救われる。彼によって能力を強化させられ、四騎士の最初の1人となった。
- サイロック
- 演 - オリヴィア・マン(東條加那子)
- サイキックエネルギーを武器(剣や鞭)として扱う能力を持つミュータント。日本刀も使用。キャリバンのもとで用心棒として働いているが、来店するレイヴンを快く思っていない[注釈 7]。エン・サバ・ヌールによって能力を強化されたことで四騎士の1人となった。
- エンジェル
- 演 - ベン・ハーディ(濱野大輝)
- 背中に白く大きな翼を持ち、飛行能力を有するミュータント。地下闘技場のチャンピオンとして君臨していたが、カートとの戦いで左の翼に火傷を負い、満足に飛行できなくなってしまう。レイヴンが起こした混乱に乗じて脱走した後、訪ねてきたエン・サバ・ヌールによって生体金属の翼を与えられ、四騎士の1人となる。
- 前々作での昆虫状の羽根を持つ同名のミュータントとは無関係。
- ウィリアム・ストライカー
- 演 - ジョシュ・ヘルマン(高橋広樹)
- ミュータントを敵視する軍人。階級は大佐と、前作の少佐から昇進している。アルカリ湖にある研究施設でミュータントを捕らえて研究しており、その成果であるウェポンXを封印している。
- ジュビリー
- 演 - ラナ・コンドル(下山田綾華)
- 火花を発する能力を持つミュータント。「恵まれし子らの学園」にいる女子生徒で、スコットらと共に無断外出する。
- 同名のキャラクターは『X-MEN』『X-MEN2』『X-MEN:ファイナル ディシジョン』にも登場している。
- キャリバン
- 演 - トーマス・レマルキス(烏丸祐一)
- スキンヘッドの闇商人。ミュータントの偽造パスポート作成や移動手段の手配などを行う。ミュータントの情報に精通しており、レイヴンの変身も見抜けると豪語するほど。レイヴンに好意的な態度で接し、エリックの情報を無償提供した。
- ローガン / ウェポンX
- 演 - ヒュー・ジャックマン(クレジットなし)
- ヒーリング・ファクター能力とアダマンチウム製の爪を操るミュータント。後のX-MENの中心的メンバーとなるウルヴァリン本人。ストライカーの研究施設において、記憶を消された状態で封印されているところをジーン達に発見され、解放されると兵士を皆殺しにするまで暴れまわった[注釈 8]。
- スタン・リー
- 演 - スタン・リー
- エン・サバ・ヌールが世界中の核ミサイルを発射した際、不安そうに空を見上げる一般市民。一緒に登場する女性はスタンの実際の妻であるジョアン・リーである。
注釈
- ^ 日本語吹替版では「俺は、彼らのもとへ戻る」。
- ^ 前作の1973年に登場した物と同じ外見をしているが、戦闘能力については描写がないため不明。
- ^ 妻はただの人間だが、娘はミュータント。警察に連行されるエリックを助けるため森にいた鳥類を操ったが、詳細な能力は不明。
- ^ チャールズの能力を手に入れるために彼の体を奪おうとすることから、能力を奪うには対象の体に精神を移す必要があると思われる。
- ^ 粒子で人の首を切断する、建物の壁や床に人間を埋める、拳銃を砂に変える、などを行った。
- ^ 他者に干渉する力はチャールズに劣るが、チャールズの干渉すら完璧に防ぐ防壁を構築できる。
- ^ キャリバン曰く「妬いてる」。
- ^ 前作ラストで川底に沈んでいた彼を引き揚げたのは軍の兵士たちだが、指揮していたのはストライカーに変身したミスティークだったため、そのまま捕らえられたとは考えづらい。本作に至るまでの10年間に、別の経緯で捕らえられたと思われる。
出典
- ^ “X-Men: Apocalypse (12)”. British Board of Film Classification (2021年2月7日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ a b c “X-Men:Apocalypse” (英語). Box Office Mojo. 2016年8月12日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.43
- ^ “X-MEN:アポカリプス”. 吹替キングダム (2016年8月9日). 2016年8月12日閲覧。
- ^ “将軍から神へ――松平健が「X-MEN:アポカリプス」で洋画吹き替え初挑戦”. 映画.com. 2016年8月12日閲覧。
- ^ X-Men: Apocalypse (2016) - Rotten Tomatoes
- ^ X-Men: Apocalypse (2016) - Box Office Mojo
- 1 X-MEN:アポカリプスとは
- 2 X-MEN:アポカリプスの概要
- 3 ストーリー
- 4 登場人物・キャスト
- 5 評価
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