RobloxStudio
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 04:55 UTC 版)
RobloxStudioによるゲーム開発
RobloxStudioではユーザーが自らゲームを開発することができ、開発したゲームは全世界に向けて公開することもできる。
また、Robuxを利用したゲームパスを作成することで、プレイヤーに課金させることも可能である。
RobloxStudioは比較的扱いやすいゲームエンジンで、ブロックを置いていくだけで、簡単なアスレチックを作ることもできる。
Luaによる本格的なプログラム制作
RobloxStudioでは、Luaを利用して本格的なゲームを作ることも可能である。例えば、ブロックに触れた際にプレイヤーが死ぬような仕組みにしたり、ブロックが自分で動くような仕組みにもできる。
スクリプトを使用することで、かなり凝ったゲームを制作することもできる。ここでは例としてプレイヤーが触れたときに死ぬブロックのスクリプトをあげる。
function onTouched(part)
local h = part.Parent:findFirstChild("Humanoid")
if h~=nil then
h.Health = h.Health-100
end
end
script.Parent.Touched:connect(onTouched)
このスクリプトでは、onTouched
が定義されており、スクリプトの親に触れたHumanoid
(プレイヤー)のHealth
(体力)を100引くということを行っている。プレイヤーに与えられているHealth
は100なので、体力が0になってしまい死ぬ、という仕組みになっている。
プレイヤーが使用できるアイテムの制作
RobloxStudioでは、プレイヤーが使用できるアイテムの制作をLuaで行うことができる。また、このアイテムに課金要素を付けることもできる。
アイテムでは、Health
を回復したり、スピードやジャンプ力を上げるといった動作も可能である。
ゲーム内容によっては、アイテムがメインになる場合もあるので、重要なポイントともいえる。
作ったアイテムは、StaterPackなどに格納しておくことで、プレイヤーがスポーンしたときにインベントリに入る。
3Dオブジェクトのインポート
RobloxStudioでは、Wavefront(.obj)と、FBX(.fbx)ファイルのインポートに対応している。
Blender等の3Dモデリングツールで制作したモデルを読み込むことができるため、RobloxStudioのみでは作れなかったゲームなども制作することができる。実際に、同時接続数が10kを超えるゲームはほとんど他の3Dモデリングツールも利用して制作されている。
しかし、RobloxStudioではポリゴン数が10000を超えるような3Dモデルは、インポートすることができないため、注意が必要である。
地形の作成
RobloxStudioは、現実に近い地形を生成する機能がついている。海や池といった水も生成することができるため、ワールド生成に困る際には、利用すると便利である。 また、生成された地形をもとに自分好みに編集することができる。
洞窟の有無や、地形のバイオームについても細かく設定をすることができる。
また、地形にはシード値というものもあり、シード値を変更することで地形もシード値ごとに変化する。
逆に、シード値とバイオームが一致していれば、ほかの端末でも同じ地形を生成することができる。
- 1 RobloxStudioとは
- 2 RobloxStudioの概要
- 3 RobloxStudioによるゲーム開発
- 4 RobloxStudioとChatGPT
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