G.91 (航空機) 派生型

G.91 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 04:19 UTC 版)

派生型

単座型

G.91 PAN
G.91
試作機および前量産型。
G.91PAN
イタリア空軍の曲技飛行隊フレッチェ・トリコローリ」向けの機体。前量産型のG.91を改修して製作。
G.91R/1
イタリア空軍仕様単座式偵察・攻撃機型。機首に3基の偵察用カメラを搭載。固定装備はブローニングM3 12.7mm重機関銃×4挺。
G.91R/1A
G.91Rの航法装置を改良した型。
G.91R/1B
G.91R/1の機体構造を強化した型。設計当初はG.91R/6と呼称されていた。
G.91R/2
フランス空軍仕様単座式偵察・攻撃機型。生産されず。
G.91R/3
西ドイツ空軍仕様単座式偵察・攻撃機型。固定装備をDEFA 30mm機関砲×2門に変更している。後に一部の機体がポルトガル空軍に売却される。
G.91R/4
単座式偵察・攻撃機型。機体は西ドイツ空軍仕様のG.91R/3と同じであるが、固定装備はイタリア空軍仕様のG.91R/1と同じブローニングM3 12.7mm重機関銃×4挺。
元々はギリシャ空軍およびトルコ空軍向けに生産されていた型であるが、ギリシャとトルコが共に導入をキャンセルしたため既に製造されていた50機は西ドイツ空軍が導入。後に40機がポルトガル空軍に売却される。
G.91R/5
ノルウェー空軍仕様単座型。生産されず。

複座練習型

G.91T
G.91T/1
イタリア空軍仕様複座練習型。固定武装は12.7mm重機関銃×2挺。
G.91T/2
フランス空軍仕様複座練習型。生産されず。
G.91T/3
西ドイツ空軍仕様複座練習型。固定武装はDEFA 30mm機関砲×2門。後に一部の機体がポルトガル空軍に売却される。
G.91T/4
イタリア空軍仕様複座練習型。ロッキードF-104と同型のNASARR火器管制レーダーを搭載。生産されず。

機体再設計・エンジン換装型

G.91Y
大幅な再設計を行った改良型。エンジンをアメリカ製GE J85の双発に変更し、機体が一回り大型化した上、兵装搭載量や航続距離が強化されている。固定武装は西ドイツ空軍仕様のG.91R/3と同様、2門のDEFA 30mm機関砲を装備している。
1966年に初飛行を行い同年に量産が開始されるが、既に同じGE J85ターボジェットの双発でありながらより高性能なノースロップF-5A/Bが広く普及していたこともあってか輸出は全く振るわず、イタリア空軍向けに60機が製造されたにとどまる。
G.91YT
G.91Yの複座練習型。生産されず。
G.91YS
G.91Yのスイス空軍仕様。提案のみで生産されず。






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