DXTC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 15:54 UTC 版)
DXT4とDXT5
DXT4とDXT5は16ピクセル入力から128ビットデータに変換する。このデータには64ビットの色データ(DXT2ないしDXT3と同じ方法でエンコードされたもの)に続いて、64ビットのアルファチャンネルデータ(2つの8ビットアルファ値と4x4の3ビットルックアップテーブル)からなる。
であれば、6つの補間用アルファ値を以下の様に計算する。, , , , , .
逆にであれば、4つの補間用アルファデータを, , , と計算する。残り2つはととする。ルックアップテーブルはそれぞれのピクセルのアルファ値に従って決定される。は0に割り当てられ、は7に割り当てられる。DXT4の色データはアルファ値がすでに掛け合わせてあり、DXT5の色データはそうではない。DXT4/5は補間アルファ色値を用いているので、DXT2/3よりアルファ値(透過具合)がだんだん変化していくものについては非常によい結果をもたらす。DXT5は最も柔軟な汎用圧縮アルゴリズムだと考えられる。
FOURCC | 内容 | Alpha premultiplied? | 圧縮率 | テクスチャタイプ |
---|---|---|---|---|
DXT1 | 不透明色 / 1-bit Alpha | N/A | 8:1 / 6:1 | 単純なアルファなし |
DXT2 | 明示的なアルファ値 | Yes | 4:1 | 鋭く変化するアルファ値をもつ |
DXT3 | 明示的なアルファ値 | No | 4:1 | 鋭く変化するアルファ値をもつ |
DXT4 | 補間アルファ値 | Yes | 4:1 | 徐々に変化するアルファ値をもつ |
DXT5 | 補間アルファ値 | No | 4:1 | 徐々に変化するアルファ値をもつ |
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