BSニュース50 概要

BSニュース50

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 12:07 UTC 版)

概要

1992年4月6日、『BS55』として放送が開始された[3]。番組名は毎時55分開始であることに由来しており、総合テレビラジオ第一放送の定時ニュースと同じ5分間番組だった。時間帯によっては世界と日本の過去のニュースを1本ずつ映像で振り返るWha'ts Today(BS1で放送されていた5分番組『ニュースで見る昔の日本』に世界のニュースを足した形に近い)や世界と日本の催事情報を扱うEventPickup、BS1の番組案内のみを扱う時間帯が存在した。

1994年4月4日より番組名が『BSニュース50』に改題され、毎時50分から毎正時までの定時放送へと大幅にリニューアルされる。これによって取り上げるニュース等を大幅に増やせるようになり、総合テレビの定時ニュースとの差別化も図られた。当初は平日のみの放送で土曜日午前帯のみ『BS55』を継続していたが1995年4月からは土曜日にも拡大、1996年4月からは日曜日にも開始、やがて平日深夜と土日祝日の夜間・深夜を除くほぼ全ての時間帯で毎日放送されるようになる。

主なニュースを10項目紹介。ヘッドライン・本編で紹介する"TOP5"と、フラッシュニュースで紹介する"NEXT5"で構成。合間にNHK発のリポートの他、海外の提携放送局のリポートを紹介。最後は市況・気象情報。

プロ野球中継があるときにはイニングの合間に短縮版を挿入放送していたが、その際には中継を中断せずにニュース映像と試合映像(無音声)を一緒に映し、ナイトゲームの際には当初こそ20:50だったものの後に試合展開を考慮して20:50の回を20:30過ぎに繰り上げて挿入するなど、柔軟な編成がなされていた。番組初期20:50が放送できない場合は21:20から放送していた。また、オープニングCGの冒頭で大きく時刻が表示されたり、担当キャスターを映すスタジオ内のカメラアングルが変化に富んでいた。時計タイトルは毎正時前50分と21:20が用意されていた。毎正時前に放送できない場合はBSニュースのタイトルCGで対応した。

放送の終了

2004年5月、NHKは同年11月1日からBS1の放送体系を「24時間ニュースチャンネル化構想」に基づいて全面改編する旨を発表し、本番組の打ち切りと『NHK BSニュース』の新設(事実上の発展終了)などが明らかにされた。

改編は発表どおり実施されることになり、2004年10月31日の18時50分の回をもって放送を終了、新番組としての『BSニュース』は11月1日午前5時(起点)の放送から終日放送を開始した。しかし最終回では本番組が終了することに触れられず、新番組『NHK BSニュース』の放送開始についても説明されなかった。2004年3月27日に一新されたばかりだったBGMやタイトルロゴ等のCGは引き継がれることなく、わずか7ヶ月あまりで使用終了となった。


注釈

  1. ^ BS2は地上波の難視聴対策、特にアナログ放送では中継局が整備できなかったために視聴できなかった山間部・離島の受信難地域に対応した編成を行ったことによる

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