ABCお笑い新人グランプリ 概要と歴史

ABCお笑い新人グランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 15:01 UTC 版)

概要と歴史

本大会の始まりは1980年3月15日に朝日放送が創立30周年を記念して放送された番組「朝日放送創立30周年記念スペシャルワイド第1部 ABC漫才・落語新人コンクール」としてABCホールから生放送された。最優秀新人賞は漫才の部で前田一球・写楽、審査員奨励賞に海原さおり・しおり、落語の部では桂雀三郎が受賞している。翌年の1981年から1988年まで「ABC漫才・落語新人コンクール」というタイトルで放送されていたが1989年の第10回大会から、名称と授賞スタイルを標記のものに改めた。

2011年まで毎年成人の日に開催されていたが、2012年に『ABCお笑いグランプリ』にリニューアルし、これまでの出場資格や大会形式も大きく変更された。

出場資格

当初の出場資格は、関西地方で活動している芸人に限られ、コンビ結成5年以内(2年以上という条件があった時期もあった)、落語家・講談師は初舞台より10年以内。過去の最優秀新人賞受賞者はエントリー資格を失う、過去には優秀新人賞や審査員特別賞受賞者もエントリー出来なかったが、後述の通りその規定は廃止された。

しかし参加制限があった時代も、過去に1例の特例があり、第17回大会(1996年)に審査員特別賞を受賞した高僧・野々村は、審査員判断で翌年以降にも参加資格が与えられた。

第30回大会(2009年)より、このルールが変更され、最優秀新人賞受賞者のみがエントリー資格を失うことになったため、第28回大会(2007年)に優秀新人賞を受賞したいがわゆり蚊と、審査員特別賞を受賞した恋愛小説家、第29回大会(2008年)に優秀新人賞を受賞した銀シャリが予選にエントリーし、3組とも決勝大会に選考された。

その後、銀シャリは第29回大会(2008年)、第30回大会(2009年)、第31回大会(2010年)と3年連続で最終決戦3組に残るという記録を残している。

また第15回大会(1994年)において受賞は逃したが、審査員の評価が高かったが、翌年の決勝大会への予選免除の特典が与えられたことがあった。

賞金

最優秀新人賞の賞品が2006年の第27回大会から、それまでの50万円と海外旅行から、倍の100万円と海外旅行になった(受賞者はとろサーモン)。2010年の第31回大会からは優秀新人賞が廃止され、最終決戦で敗退した二組への賞金30万円とトロフィーなどの記念品の贈呈が無くなった。その代わりに審査員特別賞の賞金が、10万円より20万円に増額された。2011年は優秀新人賞が復活し、10万円の賞金が贈られることになり、審査員特別賞の賞金も10万円に戻されることとなった。

過去には予選を通過して決勝進出を決めた組には、新人賞として賞金10万円と記念のトロフィーが贈られていたが、2006年には賞金が廃止、2007年には新人賞扱い自体が廃止となり、トロフィーの贈呈も行われなくなった。








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