見上げた空におちていく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/14 14:03 UTC 版)
登場人物
主人公
- 椋木 悠斗(むくのき ゆうと)
- 本作品の主人公。20歳の大学生。物語の5年前に起きた研究所の火災で父・和人(かずひと)と兄・彼方(かなた)を亡くし、現在は母親の優子と2人暮らし。食事作りなどは始終出入りする真央と3人でローテーションで行っている。何事にも慎重な性格だが、突然同居することになったユキの面倒を見るなど、お人好しで世話好きな面も。毎朝街をジョギングし、武道を習うなどして、それなりに体力がある。
ヒロイン
- ユキ
- 声:松永雪希(本編) / 民安ともえ(ファンディスク)
- 身長150cm 体重42kg B78/W50/H78
- 椋木家へ突然やってきた少女。悠斗の父・和人が「困ったら悠斗を頼れ」と封筒に書いた手紙を持っており、行く所が無いため椋木家へ居候することになる。口数が少なく、淡々として表情があまり動かず、話し方も相手を問わず敬語で話す。記憶力や計算力は高いが社会常識などをほとんど知らず、異性に対する恥じらいがまるで無い。小柄で細い体だがパワーがあり大食い。一見外国人のように見えるが、本人曰く出身国は日本である。
- 羽二生 真央(はにゅう まお)
- 声:みる
- T162 BW49 B88/W59/H82
- 悠斗の十年来の幼馴染みで、椋木家の隣に住む。20歳の大学生。母親が離婚し、父親・誠二(せいじ)も和人と同じく5年前の事故で亡くなったため天涯孤独だが、その境遇にもかかわらずいつも明るい。悠斗とは兄妹のように一緒に育ってきて、椋木家・大学・バイト先「ベル・カッツェ」などで始終一緒にいるのが当たり前になっている。
- 清川 心音(きよかわ ここね)
- 声:芹園みや
- T165 BW51 B83/W55/H79
- 悠斗が大学進学前に通っていた学校の後輩。旧市街の大きな屋敷に住むお嬢様で、見た目は清楚だが性格は気さくでノリが良く、時に強引マイペース。オカルトマニアで街の都市伝説の調査を趣味にしており、自分のホームページでコラムを書いている。
サブヒロイン
- アルファ
- 声:松永雪希(本編) / 民安ともえ(ファンディスク)
- ユキの双子の姉のような存在。略称は「アル」。夜な夜な街を徘徊しており、ユキのことを「バケモノ」呼ばわりしたり、ナイフなどの物騒な武器を大量に持ち歩いたりと不審な言動が多い。見た目や服装こそそっくりだが、性格は一見すると冷淡。研究所での火災事故やユキの素性などについて何らかの事情を知っている節がある。
- ※本編ではサブキャラクターだが、ファンディスク収録のアフターストーリーでヒロインに昇格した。
サブキャラクター
- 椋木 優子(むくのき ゆうこ)
- 声:桃井いちご
- 悠斗の母親。よく姉に間違われるほど若々しい外見で、おっとりした性格。以前は専業主婦だったが、夫である和人の死で収入が途絶え、さらに彼女が保険金や遺産に手を付けるのを拒んだため就職した。現在の仕事は学校の保険医(養護教諭)で、天涯孤独の真央の保護者役もしている。
- 式澤 一真(しきざわ かずま)
- 声:黒猫
- 街の何でも屋「式澤S&S(サーチ&サービス)」の代表。お人好しで街の人々に慕われ、(いい意味でも悪い意味でも)よく利用されている。犯罪や社会の裏事情などに詳しく、悠斗にもいろいろなアドバイスを与える。
- 笹原 真菜美(ささはら まなみ)
- 声:伊藤瞳子
- 式澤S&Sで働く女性。26歳。いい所のお嬢様らしいが、以前の勤め先である都心の病院が倒産して路頭に迷い、式澤の元に転がり込むなど、不運ばかりを被っている。年齢や結婚に関わる話はタブー。腕が立つ女性で合気道の上段者でもあり、怪我の手当も得意としている。
- 加藤 鈴(かとう すず)
- 声:倉田まりや
- 悠斗と真央のバイト先である喫茶店「ベル・カッツェ」の店長。23歳。姉御肌で面倒見がいい。真菜美とは友人。
- 椋木 和人(むくのき かずひと)
- 声:伊藤涼
- 故人。悠斗の父。マイペースで息子の悠斗にも捉えづらい性格。5年前の研究所の火災で彼方と共に亡くなった。
- 椋木 彼方(むくのき かなた)
- 声:馬並硬太
- 故人。悠斗の兄。穏やかで誠実。5年前の研究所の火災で和人と共に亡くなった。
- 羽生 誠二(はにゅう せいじ)
- 故人。真央の父親で研究所の所長。彼方や和人の上司に当たる。痩せ型の男性。悠斗の前では怪我をした娘を少しも心配する素振りも見せない冷たい人物と思われていたが、真央によるといつも迷惑をかけてすまないと謝ったり、風邪をひいた時に全力で看病するなど娘想いな優しい父親だった。元々家を開けがちだったが、怪我をきっかけに真央が椋木家によく遊びに行くにつれてますます家に帰らなくなり、5年前の火災事故で和人や彼方と共に命を落とした。現在も真央は彼の事を慕っており、彼の部屋に強盗が入り、形見を盗まれた時には激昂していた。
- 速見 礼次(はやみ れいじ)
- 声:中澤アユム
- 心音の祖父・重彦が以前面倒を見ていた青年。自分のビジネスを広げるために「清川」の名前を悪用し、重彦から絶縁された。
- 神代 修一(かみしろ しゅういち)
- 故人。ナノ工学・バイオ工学分野で数々の業績を残した天才科学者。7年前に病死した。生前は長浜研究学園都市に居を構えていたとされており、市内外にその名前を知られている。
- ^ “見上げた空におちていく”. FANZA GAMES(旧DMM GAMES.R18) (2011年2月25日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ a b c TECH GIAN(2007年5月号) pp.182-183.
- ^ a b c PC Angel(2007年4月号) pp.78-81.
- ^ a b c BugBug(2007年5月号) p.237.
- ^ a b c 『見上げた空におちていく -Wissenschaft-』(初回限定版特典) pp.44-51.
- ^ TECH GIAN(2011年9月号) p.68.
- ^ PUSH!!(2011年10月号) p.148.
- ^ 『見上げた空におちていく -Wissenschaft-』 pp.23-33.
- ^ 『Wissenschaft4』(『黄昏の先にのぼる明日 -あっぷりけFanDisc-』同梱特典) pp.35-37.
- ^ a b “参加型企画”. コンチェルトノート オフィシャルWeb. エフォルダム. 2021年1月14日閲覧。
- ^ 同じくコンチェルトノート特設ページの心音の解説によれば震源地は土浦市の神立付近。
- 見上げた空におちていくのページへのリンク