芳香環水酸化ジオキシゲナーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/04 09:01 UTC 版)
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芳香環水酸化ジオキシゲナーゼは、それぞれ水酸化と電子伝達を担う2つのコンポーネントから構成されている。 水酸化コンポーネントは多くの場合で(αβ)nのヘテロ多量体となっているが、(α)n型のホモ多量体となる場合もある。 補欠分子族の非ヘム鉄とRieske型鉄硫黄クラスタはαサブユニットに結合しており、βサブユニットの役割は不明である。 電子伝達コンポーネントは、フラビンを含有するレダクターゼと、鉄硫黄クラスタを含むフェレドキシンから成る。 しかしレダクターゼが植物型鉄硫黄クラスタを含むケースでは、フェレドキシンが省略される場合がある。
芳香環水酸化ジオキシゲナーゼによる電子伝達は以下のようにまとめられる。
NADH | → | レダクターゼ FAD or FMN |
→ | フェレドキシン [Fe2S2] |
→ | 水酸化酵素 [Fe2S2], Fe |
参考文献
- 野尻秀昭ほか (2005). “細菌の芳香環水酸化ジオキシゲナーゼの多様性”. 蛋白質核酸酵素 50 (12): 1519-1526 .
関連項目
- 1 芳香環水酸化ジオキシゲナーゼとは
- 2 芳香環水酸化ジオキシゲナーゼの概要
- 芳香環水酸化ジオキシゲナーゼのページへのリンク