脊髄動静脈奇形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:23 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動症状は様々であり、主なものとして、出血をきたす場合を除き、時間をかけて進行する四肢のしびれ、運動麻痺、排便・排尿障害などが挙げられている[1][2]。症状の出現に至る機序として、脊髄循環障害、脊髄出血、静脈瘤を起因とする脊髄の圧迫などがある[1]。
先天的な問題で発症すると考えられているが、原因は不明である。一方で、外科的処置などの機械的要因が疑われるケースもある。画像診断における異常所見を認めた部位によって、分類が行われる[1][2]。
部位別分類
- 脊髄硬膜動静脈瘻 - シャントの部位が、脊髄を包んでいる脊髄硬膜に存在する。
- 脊髄辺縁部動静脈瘻 - シャントの部位が、脊髄硬膜の内側、脊髄表面に存在する。
- 脊髄髄内動静脈奇形 - シャントの部位が、脊髄の内部で血管の結節となって存在する。
上から順に治療が困難になる[1]。
出典
関連項目
- 1 脊髄動静脈奇形とは
- 2 脊髄動静脈奇形の概要
- 脊髄動静脈奇形のページへのリンク