涙河(NAMIDAGAWA)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 09:22 UTC 版)
概要
ミュージシャンで精神科医でもあるきたやまおさむ(北山修)が作詞した代表曲のカバーに、共作の新曲を3曲加えた全14曲を収録。
2013年夏にきたやまが自身の作品を次世代へ歌い継ぐ歌手として白井を抜擢。イベントでの共演などを経て新曲作り、そしてアルバム制作へと展開した。
このコラボについて白井は「きたやまさんからお声がけいただくことは人生の冬から春のように嬉しい出来事でした」と書いており[注釈 1]、新曲に関しては「大人になっても生き抜かなければいけない私たちへの賛歌」と語っている[1]。
新曲は白井が先に曲を作り、後からきたやまが詞を書いて完成した[2]。
アルバムのジャケット制作も白井自身が手掛けている。ちぎった藍染の越前和紙(岩野市兵衛作)と水彩絵具で河の流れを表現し、その源流にはきたやまらがかつて集った京都の喫茶店の外観を画像加工して配置している。
曲解説とライナーノーツを佐藤剛が担当し、白井もセルフライナーノーツを書いている。
- Arrangement・Artwork & Produced by 白井貴子
- Executive Producers きたやまおさむ・荒木伸泰・本田清巳
- Superviser 佐藤剛
リリース後から「Roots Of The 涙河 CARAVAN」と称して同アルバムの曲を中心に歌う全国ツアーを続けている。
オリジナルグッズとして、アルバムのジャケットと同じデザインの手ぬぐいが製作され、販売された。ライブでタイトルナンバー「涙河」が歌われている間は客席で一斉にこの手ぬぐいを広げて河の流れのように左右に振るのが恒例になっている。またライブ終了後にはこの手ぬぐいに白井がサインするサービスをしており、ファンの間では各地のライブに参加した証しとしての“御朱印帳”の役割を果たしている。
注釈
- ^ アルバムのライナーノーツから
出典
- ^ “ロックの女王”白井貴子が異色コラボ(「zakzak」2016/6/8)
- ^ 白井貴子×きたやまおさむ特別対談(「エンタメステーション」2016/7/12)
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