機動戦士ガンダム サンダーボルト 登場兵器

機動戦士ガンダム サンダーボルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 04:17 UTC 版)

登場兵器

本作品に登場するモビルスーツ (MS) に共通する主な特徴として、機体の関節部分や連邦軍機のバックパック、ジオン軍機の動力パイプなどが防塵カバーで覆われていること(シーリング)が挙げられる。これは、スペースシャトルなどに使われているカナダアームの関節部分をイメージしてデザインされたものである[2]とのこと。また、バックパックなどに弾倉交換用や武装保持用のサブアームが付随していることが多いが、これはもはや人型である必要性を否定する存在であり[12]、本来はミノフスキー粒子散布下での目視による白兵戦用の人型機動兵器であるMSの根幹を揺るがす設定となっている。アニメ版ではこれらのMSは、放電現象が常に発生し、デブリが異常に多いサンダーボルト宙域に対応した仕様となっている。 また、水陸両用MSは原典で四肢の蛇腹状だった部分が、本作では球体関節を組み合わされたものにアレンジされており、外見が原典機と大きく異なっているなど、既存の宇宙世紀ガンダムシリーズと異なる独自設定が多岐にわたる。また、現実の技術進歩の影響も受けてモニター類に直接触れて操作するタッチパネル描写もある。

アニメ版では、原典に寄せる形で一部の機体の設定やデザインなどが変更されている。

地球連邦軍の兵器

第1部

FA-78 フルアーマー・ガンダム
イオ・フレミングの乗機。カラーリングは濃い青と白。両腕にシールドを装備し、その裏に2連装ビームライフル(右腕)・ロケットランチャー(左腕)を装備。さらにサブアームには1枚ずつシールドを保持し、計4枚を装備して出撃する。上段左右にミサイルランチャーとビームキャノン、その間に予備のエネルギーパック数基を取り付けた大型バックパックを背負う[13]
増加装甲部は従来のMSV設定と同様着脱が可能であり、小型ミサイルを内蔵している。機動性については高機動型ザクIIベースのサイコ・ザクと同等程度と、従来設定と違いかなり高い。高速で敵狙撃圏内に突撃し、多数の戦果を挙げる。
RGM-79 ジム
コア・ブロック・システムが採用されているが、デザインはRXシリーズのコア・ファイター方式ではなく、近年のプラモデルの設定に準じた脱出ポッド方式であり、脱出時には機体本体に折りたたまれた4基のスラスターで推進する。バックパックに2基のサブアームが取り付けられており、ガンダムと同タイプの盾を持って出撃するほか、メインアームが届かない部分に取り付けられた予備の武器や弾薬を取り出すために用いられる[14]
RGM-79/GH ガンダム・ヘッド
量産型ガンダム。ア・バオア・クーへの強行突入部隊のMSとして登場。頭部のほかはジムのままで、その頭部もガンダムの特徴であった額のブレードアンテナがない。アニメ版ではジムの発展型であると同時に、ガンダムの名声とジオンへの脅威にあやかったものであるとされる。
RB-79 ボール
左右のアームにマシンガンと着地用のソリが装着されている。また、トップの大砲がクレーンに換装された機体も登場する。作中では、帰艦したMSの収容や破損したジムの組み換えなど、作業用としての運用が目立つ。戦闘にも使用されているが、その用途は従来の遠距離砲撃による支援ではなく、艦隊防護などが多く交戦距離もMSと大差ない。
RGC-80 ジム・キャノン
基本的にはジムと同じだが、右側のサブアームの代わりにキャノン砲を装備しているほか、側頭部や各部に追加装甲が取り付けられているうえ、バックパックのブースターが角型になっている。全体的なイメージやカラーリングは、MSVのジム・キャノンを踏襲したものとなっている[15]が、キャノン砲がバックパックに装備されていたり、右肩の切り欠け部がないなどの差異もある。
RX-77 ガンキャノン
デザインは基本的にオリジナルを踏襲しているが、キャノン砲はジムキャノン同様、機体本体ではなくバックパックに装備されている。サブアームはバックパック背面側に1基。頭部には追加装甲が増設されている[16]。原典機同様にコア・ブロック・システムに対応しているが、コアファイターは上記のジムと同型である。
従来設定よりはるかに量産化され、普及しているようであり、ムーア同胞団では新兵が乗っている機体も少数ながら存在する。
RX-75 ガンタンク
腕部が通常のマニピュレーターである、前後に長く全高を抑えたフォルムなど、『機動戦士ガンダムF91』に登場するガンタンクR-44や、『機動戦士ガンダムUC』に登場するロトの戦車形態に近いデザインとなっている。
兵員輸送能力があり、指揮車としても運用されている点もロトと同様。キャノン砲が従来の胴体側の肩ではなく、腕側の肩に装着されているのが特徴的(アニメでは肩に被さるようなデザインに変更)。コックピットは頭部だが、ガンナーとドライバーの2人乗り。
ア・バオア・クー戦では、フラナガン機関接収部隊の指揮機及び工作機として登場。前面に装備したユニットでシャッターを突き破ってこじ開け、完全武装の兵士20名近くを突入させた。
スパルタンにも3機配備されているのが確認されており、砲台としても運用されるのは従来設定と同様。
空母ビーハイヴ
ムーア同胞団の母艦。コロンブス級補給艦を2つ重ねたような形状である[6]
ただの輸送艦というわけではなく、4基装備した大型メガ粒子連装砲を用いて砲撃戦にも参加し、艦隊旗艦としての役割も持つ。
Gファイター
ア・バオア・クー攻防戦で登場。機体下部には、キャタピラ部分の代わりに大型ミサイル2発が装着されている。
コア・ブースター
ア・バオア・クー攻防戦で登場。アニメ版からの変更点はほぼ無し。少なくとも4機が確認されている。
サラミス級巡洋艦
外伝では船体中央部に回転式の人工重力区画を持つことが描写された。

第2部

RX-78AL アトラスガンダム
第2部におけるイオの乗機。地上戦闘への特化として、胴体や四肢に多重構造の球体関節など、それまでの連邦軍の機体には見られなかった独特の機構を持つ。それゆえ、ジオン軍の技術も導入されていることが、機体を見た連邦軍の軍人たちの台詞から示唆されている。
試作機であるため、武装に関してもデータ収集を兼ねた試作品を用意され、長銃身のレールガンやライフル、シールドを装備する。コクピット内はほぼ完全な全天周囲モニターとなっており、脱出ポッドも兼ねる。これは大きさもあって、ボールに手足頭が付いているような格好である。
機体背面には「サブレッグ」と呼ばれるアームで接続された細長いスラスターを装備し、高空への垂直上昇や短時間の大気圏内飛行を可能としている。シールドは耐熱仕様となっており、モビルアーマーのビームの集中照射にもかなりの時間を耐えられる。シールドとサブレッグを組み合わせることで、水中巡航形態を取ることもできる。レールガンはMSをたやすく一撃で葬れる威力を持つほか、水中では武器としては使用不能な代わり電磁パルスガードを発生させることで、大口径実体弾とメガ粒子砲以外を遮断できる。また、ビームサーベルに偏光モードがあり、ウォータージェットが脚部に内蔵されているなど、水中戦にも適応している。このように、平地、極地、密林、山岳のみならず空中・水中すら標準装備で対応可能と、非常に高い地形汎用性を誇る。
非常に強力ゆえ、単機で突出して目覚ましい戦果を上げるイオの戦術に対しても攻撃力・機動性・汎用性は不足ないが、重力下では機動力を維持する関係上、携行できる武器・弾薬に上限があり、長時間戦闘継続すると弾切れとなってしまう点にイオが強い不満を持っていた[注 10]。このことが、本機の武器弾薬を積載したトラスト部隊結成の一因ともなった。 また試作機故に、レールガンが数発撃つと照準に異常をきたす、ビームサーベルによる海中浮上システムが低温では正常に動作しないといった問題も発生している。
機体名はギリシア神話の神・アトラスにちなむ。
アニメ版ではシールドにメデューサの矢と呼ばれる武装が追加されている。命中箇所からゲルのような物質が膨張硬化し、MSを機能停止させる威力を持つ。
RX-77AQ ガンキャノン・アクア
水中型ガンキャノン。注排水口を機体各所に増設した潜水仕様となっている。水中戦用にニードルガンや魚雷を搭載しているなど、武装に違いが見られるほか、任務毎に仕様変更が可能。カラーリングはガンキャノンを踏襲した赤基調である。アニメ版ではカラーリングが青基調となっているほか、関節の形状や頭部のアンテナの本数など細部が変更されている。
RX-79[G] 陸戦型ガンダム
第2部、および『砂鼠ショーン』に登場。上記のガンダム・ヘッドと同型の額のブレードアンテナがない頭部を持ち、四肢や脚部は若干デザインが異なるが、コックピット収容個所など基本構造はガンダム・ヘッドやジムと同じ。スパルタン隊の主力機として配備されているが、隊員の1人からは「顔だけの偽物が増えた」と皮肉られている。
RX-79[GS] 陸戦型ガンダムS型
アニメ版においては、スパルタンに配備された機体はS型と区分されているが量産機であることに違いはなく、単機ではアトラスガンダム用のレールガンなどはパワー不足で支えられない。
RGM-79C ジム改陸戦型
スパルタンに予備機として配備されていたジム。カラーリングは原典と同じ白と赤。
RAG-79 アクア・ジム
水中用ジム。胴体部にジャケット状の耐圧コートを装着しているほか、背部と脚部にハイドロジェットを搭載するなど、デザインは原典より大きく異なる。背部に搭載される武装はガンキャノン・アクアと共通。
RGM-79[M] 水中型ジム
アニメ版におけるアクア・ジム。漫画版のアクア・ジムの肩部に、原典と酷似したハイドロジェットを搭載するなど、原典と漫画版の折衷的なデザインに変更されている。ジム改陸戦型をベースにした機体という設定だが、頭部は漫画版のアクア・ジムと同様、通常型のジムと同形状。
RB-79[M] 水中型ボール
宇宙用のボールを水中用に改良した機体。底部にフロートを増設している。
コア・ファイター
従来のガンダムタイプMSの脱出ユニットとしてではなく、ミデア輸送団の護衛戦闘機(パラサイト・ファイター)として登場。普段は折りたたまれた状態でミデアの主翼下に左右1機ずつ格納されており、対空戦が必要になり次第、投下・展開して戦闘を行う。スパルタンには迎撃機として数機が配備されており、ペカンバル基地での補給後は20機の収容が確認できる。
ミデア
コアファイターの搭載機能などの違いはあるが、基本形は従来と同様。
コア・ブースター偵察型
大型のレドームを機体の上下に備えている。
ファンファン
従来と基本形は同様だが、丸で形成されていた面が角ばっており、印象はかなり異なる。ホバリングを活かし、哨戒及び地上・水中へのミサイル攻撃を行う。
ゲター
ジオンの「ド・ダイ」をモデルに開発されたMS用の航空支援機。可変翼をもつ全翼機としてデザインされている。飛行能力は高いが積載能力は通常機2機が基準で、アトラス用の武器を満載したトラスト部隊の機体は1機ずつしか載せられなかった。アニメ版では登場せず、コルベット・ブースターが代わりとなった。
スパルタン
ペガサス級強襲揚陸艦。変型機能を持ち、突起部を収納した大気圏突入・高速移動形態や砲塔を展開したフォートレスモードへの変型機能、いわゆる前腕部の上にMS収納可能な揚陸艇が左右2隻ずつ計4隻の分離機能を持つ。全体的に六角形を意匠した形状になっている。
ホワイトベースと比較すると、大口径実体弾主砲や2連装メガ粒子砲、艦首ミサイル発射口などが無い反面、中・小口径砲はかなり充実しており、カタパルトも4基確認できる。それぞれの揚陸艇も含めればMSが20機以上のほか、水中型ボールを多数搭載していることがうかがえ、さらにコアファイターやガンペリーなど搭載機もかなり多く充実している[注 11]
搭載する揚陸艇は単独での飛行も可能、アニメ版では水上航行を行っている。
艦内設備は充実しており、トレーニングルームやバーもある。作中のコーネリアスの台詞によれば、教会もあって結婚式もできるとのこと。
その武装と艦載機はクローディアの言う「移動要塞」であり、戦力はタール火山基地の3倍。強襲揚陸艦に特化しており、単艦で基地攻略・都市占拠も十分可能な戦力を保持している。

第3部

RX-77-4BG ブルG
ルナツーで試験中の試作MS。パイロットはサム・シェパード中尉。高出力・重武装が売りのフルアーマー仕様。ガンキャノンIIの発展試作機とされていた機体をガンダム顔にしただけ[注 12]だが、次期主力MSの有力候補なのは伊達ではなく、基本性能でパーフェクトガンダム(ガンダムに偽装したサイコ・ザクMK-II)を上回る。
MSN-02 パーフェクト・ジオング
宇宙に上がったスパルタン残存部隊の再編中に完熟訓練が行われていた機体。専任パイロットはイオ・フレミングとリリー・シェリーナの2名。脚部に代えて巨大なブースター3基が下半身に装着されているほか、肩部などにもスラスターが増設されている。コックピットは全天周モニターを備えた2人乗りに改修されている。
RGC-83 ジム・キャノンII​
ガンキャノンの発展型。機体自体は原典に則したデザインだが、バックパックはガンキャノンと同型。ルナ2にてブルGの僚機として登場。
ワイオミング、アーカンソー
ルナ2に配備されている新型巡洋艦。共に艦首に大口径リニアガンを搭載している。

外伝

RGM-79SC ジム・スナイパーカスタム
上腕部が防塵カバーで覆われるデザインになっている。サンダーボルト宙域を制圧するリビングデッド師団の狙撃部隊撃破に投入される。
RX-79[G]BO ガンダムバウンサー
ファルコン・モニカが使うガンダムタイプのMS。陸戦型ガンダムを素体とした本体に、ホバーマントを装着している。ロングレンジビームライフルや格闘専用の長棍をもつ。長距離移動と武装・物資運搬用にガンタンクのフレームを使用した車両「バウンサー・ビークル」を使っている。この車両はガンダム・バウンサーが座る形で搭乗し、即座に戦闘態勢に移行しやすい状態になっている。

ジオン公国軍の兵器

第1部(ジオン)

MS-05 ザクI
小型のバックパックが取り付けられており、1基のサブアームを持つ。足裏には機体固定用の爪が収納されており[17]、戦闘より作業用や脱出艇護衛用として使われている。
MS-06 ザクII
型番はMS-06のみ。装備した大型のバックパックに、2基のサブアームとプロペラントタンクが取り付けられている[18]。第2部では陸戦型も登場しており、バックパックは重力下での運用を考慮して小型のものを装備している。
MS-06R リユース・P・デバイス装備高機動型ザク
ダリル専用機としてリビング・デッド師団に配備された「リユース・P(サイコ)・デバイス」 (RPD) を搭載した実験機。名称が長いため、バロウズの発案により「サイコ・ザク」と呼称される。本来なら高い操縦技術が必要な機体で、狙撃兵だったダリルが操縦するにはある程度の訓練期間が必要だが、RPDにより訓練期間が短期間か皆無で実戦投入される。
多数の姿勢制御用ブースターが機体各所やプロペラントタンクに取り付けられており、バックパックも通常のザクのものより大型である。2本装備したロケットブースターには、多数の武器が取り付けられている[19]
性能を完全に引き出すにはパイロットの四肢の義肢化が必要であるため、ダリルは無事な右腕を命令で切断させられる。機体の性能とRPD、ダリルの力量が相まって鬼神の如き戦闘能力をもって単機でムーア同胞団艦隊を壊滅に追い込んだうえ、イオのフルアーマー・ガンダムとの決戦に挑み[注 13]、ほぼ相打ちに近い形で大破する。ダリルの脱出後、機体は爆散して失われる。
MS-09R リック・ドム
バックパックの形状はザクIIと共通で、肩アーマーはドム・トローペンを髣髴とさせるデザインや配色になっている[20]。また、スラスターが露出しているうえ、首や胸部に動力パイプが追加されたデザインになっている。
MS-14 ゲルググ
物語初期のニュース映像に登場したのち、リビング・デッド師団の救援に駆け付けた「セイレーン機動艦隊」の所属機として再登場する。スラスターがX字状に展開したバックパックを持ち、肘に装着されているサブアームでシールドを保持する。先述のニュース映像で装備していたビームライフルは原典と同デザインだが、セイレーン機動艦隊の機体はバックパックに増設されたビッグガンと同形状のジェネレーターから有線で結ばれた大型ビームライフルを装備する。
MSN-01 サイコミュ高機動試験用ザク
ア・バオア・クー防衛戦のビリーの乗機。従来のMSVからの差異は少ない。
MA-05 ビグロ
ア・バオア・クー防衛戦で登場。クローアームに小型のビーム砲が備わっている。
MA-04X ザクレロ
ビーム砲とブースター部分がやや大型化している以外、差異は少ない。4機確認できる。
ビッグガン
リビング・デッド師団が運用する長距離狙撃ビーム砲。MSサイズの三脚固定銃座の外見をしている。基本的にMSと同時運用されており、乗員は定期的に交代する。使用限界が存在する砲身には独自のジェネレーター3基が内蔵されているため、ゲルググ以前のビーム兵器非対応MSでも運用が可能となっているほか、ガトルなどMS以外の機体でも有線接続することで発砲が可能である。開発時にはフルパワーでの射撃に砲身が耐えられないとされていたが、リビング・デッド師団による運用では20回までは保つことが証明されている。
外伝において地球に送られていた物が砂鼠によって発見され、三脚部に自走用のマゼラベースが加える改造がされた物がオークションにかけられている。古いマニュアルに従ったメンテと設定によって全く出力が出ない状態だったが、乱入したショーンがジェネレータのリミッターを解除しフルパワーによる射撃を披露した。
ガトル
宇宙戦闘機ではなく、兵員輸送や探知機の散布などを行う多目的宇宙艇として登場。
空母ドライドフィッシュ
リビング・デッド師団の母艦。パプア級補給艦改造空母
ムサイ級軽巡洋艦
近接防御用機銃や艦首下面に前と後向きの砲があったりなど、基本形は従来通りだがムサイ後期生産型に近くなり、盲点だった部分が補充されている。
チベ級重巡洋艦
セイレーン機動艦隊旗艦として登場。側面にアーガマのような開放式カタパルトが設置されており、従来よりはるかにMS展開能力が高くなっている。

第2部(ジオン)

MSM-04 アッガイ
本作では12メートル級の潜入任務用小型MSとして設定されている。
収納式の爪ではなく三本指のマニピュレーターに変更、片腕に2門ずつの機関砲を内蔵、マニピュレーターの間にはビームサーベルを内蔵、頭部にミサイル発射口兼フリージーヤード発射口を内蔵、足裏に膨張式のエア・クッションを内蔵する。エア・クッションを展開し、水上をホバーし、ホバーで水上をホバークラフトのように高速移動することもできる。
操縦は1人だが、コクピット下側にはもう1人が同乗できるスペースが存在する。
ダリル機には、リビング・デッド師団生存整備兵らによりパーソナルエンブレムが描かれている。
アニメ版では装備が多数追加され、索敵型火力型重火力型機動型などバリエーションが増えている。
MSM-03 ゴッグ
四肢が細く長いデザインとなっている。胴体は、脚部、腰部、腹部に分かれており、コックピットのある腰部は球状となっている。
足を折りたたむ機構が追加され、水中では折りたたむことで水の抵抗を軽減しているほか、足を折りたたんだ状態でソリのように氷上を高速移動できる。クロー部分はヒートクローが装備され、海氷を容易に切り崩していた。
作中では「カウフマン少佐専用ゴッグ」とされており、これらの装備が作中において標準なのかカスタムなのかは不明。
MSM-07 ズゴック
ゴッグ同様に足を折りたたむ機構が追加されている。
アニメ版ではルナチタニウム製の鎖のような拘束装置も装備している。
MSM-10 ゾック
MSではなくモビル・フォートレス (MF) としての扱い。4本の大型脚部に、それぞれアッガイを1機ずつ収容、内部で整備なども行える。ミサイルなど搭載し火力も豊富で、小型移動基地、大火力砲台、MS母艦の機能を有する。
MAM-07 グラブロ
ジオン残党軍のブル少尉(声 - 松田健一郎)が搭乗する水中用モビルアーマー (MA)。
本作では宇宙用MSビグロと同様に、機首と同軸のメガ粒子砲を装備する。エネルギーチャージの関係上、メガ粒子砲の発射間隔は4分。この稼働情報は連邦軍(アトラスガンダムに乗るイオ)にも知られており、グラブロの標準装備となっていることがうかがえる。その他に垂直発射式のスーパーキャビテーション魚雷を装備するほか、クローアームにも長時間放射し続けられるビーム砲が追加されている。同型機にクライバーと、パイロットとしてケール副官が搭乗した。
MAN-08 エルメス
連邦軍パイロットの回想として登場。
コムサイ
大気圏外からスパルタンに向けて投下される特別攻撃機として登場。緊急出撃してきたアトラスガンダムにすれ違いざま、ビームサーベルで両断されたが、スパルタンの機関部に損傷を与えた。
マッド・アングラー
カウフマン少佐率いるシーホース部隊の母艦(K631潜水艦)。南極大陸周辺の海洋を「狩猟場」として活動している。
潜入していた南洋同盟のリグから脱出してきたダリル小隊のアッガイを救助した。
ユーコン
諜報員回収のため、ダリル小隊を出撃地点まで送り届けた。
ドロス
外形は原典と大差ないが、運用は全く異なり、潜水艦を艦内に格納できるほど巨大な海底基地として登場。
ドップ
戦闘機。ルッグンからの連絡でミデアの編隊を襲撃した。
ルッグン
偵察機。哨戒中、スパルタンに向かうミデアの編隊を発見、ドップ隊に連絡した。
デザインは従来と同様だが、エンジンの形状や配置などに違いがある。

外伝(ジオン)

MS-06E ザク強行偵察型
偵察型ザク。基本デザインは原典に則しているが、バックパックはザクIと同型。大型ライフルの形状をした手持ち式の大型レーザー通信機を装備。
MS-06E-3 ザク・フリッパー
原典同様三つ目の偵察型ザク。バックパックはザクIIやリック・ドムと同型。
YMS-15 ギャン
ボス・ロレンツォの使用するMSとして登場。
サンドラッド号
ブッチ・ファミリーの使うホバートラック。多数のシールドに覆われ、両サイドにギャロップ風の推進エンジン2基を持つ。作戦プランFでは砂煙を巻き上げて視界をふさぎつつ搭載したシールドをバラ撒き、ショーンがそれを利用して戦うという戦法をとる(曰く「FはFIGHTのF」)。
MAX-03 アッザム
龍骨街のイエン老師が使用するMAとして登場。中華風の装飾がされているが、戦艦並みの出力は健在でアッザム・リーダーも使える。

南洋同盟の兵器

第2部(南洋同盟)

RRf-06 ザニー
連邦軍がMSの開発過程で鹵獲したザクを連邦軍仕様に改造したMS。本作では主に漂流者やMSの回収を行う作業機として登場し、第2部においても南洋同盟における戦力の一端を担う。ジム系の頭部、腰部、ランドセル以外はザクIIと同様で、マニピュレーターもザクと同型である。
SRf-06 ダーレ
アニメ版における南洋同盟の主力MS。上記ザニーと同一の機体だが、こちらは南洋同盟が独自に開発したという設定になっている。
RGM-79C[G] ジム改陸戦型フロート装備
脚部に水上移動用のホバークラフトを装備したジム。南洋同盟が戦後に独自開発した。
MS-07 グフ
背部にホバークラフトを装着した飛行型MS。長距離移動にはサブフライトシステム (SFS) を用いる。バックパックに兵員輸送能力を持つ。
MS-06M ザク・マリンタイプ
ザクベースの水陸両用MS。原典と異なり相当数が生産されており、ビームサーベルを装備している。南洋同盟の水上都市「リグ」に複数配備されている。
MSM-08 ゾゴック
「リグ」周辺の海中に配備されている水中用MS。デザインは原典に近いがマニピュレーターがザク系と同じであるため、武装はザク・マリンタイプと共通で銃を持っており、原典で特徴的だったパンチを主体とした描写は無い。腕部に魚雷発射管を装備している。
EMS-05 アッグ
タール火山基地防衛隊として登場。純然たる水中用MSとなっている。
MSM-04N アッグガイ
タール火山基地防衛隊として登場。
MSM-04G ジュアッグ
タール火山基地防衛隊として登場。
MS-06V ザクタンク
タール火山基地に配備されている車両型MS。砲を装備しているほか、下半身の車両部が原典以上に大型でクローラーや各種装備のレイアウトが異なる。コクピットは複座になっている。ドニー・ラウ操縦の機体の車長席にレヴァン・フウ僧正やクローディアが搭乗。
MS-06R サイコ・ザク マークII
タール火山基地にて量産されているサイコ・ザクの後継機。32機が生産され、フレーム状態で宇宙に送られる。
試作1号機(アトラスガンダムとの戦いで撃破)および2号機にはダリルが搭乗し、32機を搭載したシャトル9機の防衛に貢献している。
ド・ダイ
SFS。原典以上に全翼機として描かれている。
ダブデ
南洋同盟所属機が登場。脱出するダリルたちに対して長距離砲撃を行う。
ブローバー[注 14]
「リグ」に秘匿されていた高速潜航艇。大戦中はこの機種のパイロットをしていたビビ・ベンソンが操縦、流れで同乗したフィッシャーが火器管制を行った。内部は広くキャビン以外にもそこそこスペースがある。
シーランス
「リグ」を脱出する高速艇として登場。

第3部(南洋同盟)

パーフェクト・ガンダム
ダリルが搭乗するサイコ・ザク マークIIの外装をセイレーン艦隊が一年戦争末期に鹵獲したイオ搭乗のフルアーマー・ガンダムの装甲に差し替えた機体。陸戦仕様だった機体を宇宙戦に対応するためスラスターやジェネレーターも換装。装甲強度は200パーセント、機体反応速度は30パーセント、推力は150パーセントとなり、ビーム兵器も使用可能となっている。
MSN-03 ブラウ・ブロ
一年戦争中に開発されたNT兵器。戦後、連邦軍に接収されルナツーに運び込まれたが、サイコミュを稼働させられるパイロットがいないため死蔵されていたものをダリルが強奪した。パーフェクト・ガンダムとドッキングした状態で運用され、強力なメガ粒子砲はルナツーの岩盤を撃ち抜いて脱出したほか、仲間の乗る宇宙船をIフィールドで守りながらオールレンジ攻撃で駐留艦隊にも壊滅的被害を与えてルナツー宙域を離脱した。
MS-10 ペズン・ドワッジ

砂鼠ショーンの登場兵器

Gアーマー
原典で収納時にガンダムの一部が露出していた中央部が本作ではすべて装甲によって覆われたデザインとなっており、外見からは収納しているかが解らないようになっている。砂漠の鷹旅団によってGファイター側のコックピットを狙撃されて墜落した。
RX-79[G] 陸戦型ガンダム
本編に登場する機体と頭部デザインが異なる。ビームライフルを装備。
ビッグトレー
「砂漠の鷹旅団」の母艦。
MS-07B グフ・ショーン・カスタム
バックパックにホバーユニットを装備し、ドムのように地表滑走が可能となったカスタム機。武装やカラーリングはOVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するグフカスタムに似ており、ショルダーアーマーのスパイクが取り払われている。本編の宇宙用MSと同じく、関節部分がカバーで覆われている[21]。ヒートロッドは出力を上げる改修がされており、肩パーツ内のコイルで増幅した電流でガンタンクを撃破したが機体がパワー切れになってしまうなど諸刃の剣。



注釈

  1. ^ マーカスがギター。オルフェがトランペットで、デントはベース。
  2. ^ 第4話では仲間から「中尉」と呼ばれているが、単行本第1巻第2刷以降では「少尉」に修正されている。
  3. ^ 公国軍のシステムなら文字通りフリーパスでアクセスできる。使用時にはパス自体を端末に接続し暗証コードと掌紋の入力が必要。
  4. ^ ジャニスからは疑り深いリアリストなどは最初から除外していると評されている。
  5. ^ 現在のパラアスリートが使用しているような単純なもので、可動などはしないが砂漠という環境下ではショーンの義手よりメンテナンスのコストは低い。
  6. ^ 親分によると、ショーンに払っている報酬でも女房3人は養えるそうでボウゴからも嫁取りを勧められるが、まだ結婚というものに実感が湧かないのかグフのローンが残っているのもあって遠慮している。
  7. ^ 開戦前からフレミング奨学金を受けており、従軍することが奨学金の受領資格の一つであることが、作中で語られている。
  8. ^ 本来、技術研究関連の人間は後方向きだが、研究が中断されていたこともあって召集された。
  9. ^ ただし、本作の連載時点での宇宙世紀世界の設定において、一年戦争時のブリティッシュ作戦などでスペースコロニーが丸ごと砂漠へ落下したという記録は、確認されていない。
  10. ^ あくまで全身武器庫とも言えるフルアーマーガンダムと比較しての話であり、イオが多大すぎる戦果を挙げるために弾が足りないだけである。
  11. ^ ペカンバル基地からの出撃時に、コアファイター20機、ガンペリー3機が確認できる。さらにタール火山基地の前でゲター3機、コアブースター偵察型1機を展開している。
  12. ^ ほかに搬入された新型機にもガンダムの名が連なっており、ボーマン司令は「ガンダムに神通力があるのか?!」と憤慨している。
  13. ^ この決戦中、軽量化のために投棄した残量30%のプロペラントタンクは、外伝「死ぬにはいい日だ」でジャニスとケイトを救うこととなる。
  14. ^ 公式設定ではローバーだが、本作ではブローバーと呼称されている。
  15. ^ 2017年4月14日にはMSを一部モデリング画像に差し替え、再配信された。
  16. ^ 「砂漠の掟―プロローグ―」から12ページ描き加えて再構成している。
  17. ^ プラモデル「1/144 ボール(ガンダムサンダーボルト版)」が付属する。
  18. ^ フルカラーメカニック設定集小冊子、ボックスアートポストカード6枚、部隊章カラーステッカー、特製収納ボックスの4点が付属する。
  19. ^ U.C.0079 メモリアルカレンダー[2016]、初期ネーム集、特製収納ボックス、OVA第1話と有料配信セル版特典映像『一年戦争へ挑んだ者たち』プロローグ)を期間限定で無料視聴できるプレミアムSTREAMINGカードが付属する。
  20. ^ スパルタンのペーパークラフトが付属する。
  21. ^ 大判絵本「さよなら月曜日」とアニメ特典映像DVDが付属する。
  22. ^ 画集「THE ART OF THUNDERBOLT」とクリアファイル2枚組が付属する。
  23. ^ サンダーボルトMSデザインワークス[設定集vol.2]が付属する。
  24. ^ 当初はネイティブ4K(UHD)画質での制作が念頭に置かれ、そう受け取れる情報も公開されたが、制作を進める初期段階で映像生成などの遅延化が懸念されたため、最終的に一般的な720p(1280x720解像度)より少し高めた1440×810解像度で制作された。これをベースに4K解像度にアップコンバートしたのが『DECEMBER SKY』・『BANDIT FLOWER』のUHD BD版(後述)となる[28]

出典

  1. ^ 太田垣康男が描く新たなる一年戦争『機動戦士ガンダム サンダーボルト』アニメ化決定! | GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト
  2. ^ a b c d e f 「月刊ホビージャパン」2012年5月号 第24 - 25頁インタビュー。
  3. ^ ゆうきまさみが「ガンダム サンダーボルト」パロディ描く!スペリオールに掲載”. コミックナタリー (2016年6月24日). 2016年6月29日閲覧。
  4. ^ 漫画『ガンダム サンダーボルト』作者、画風変更で謝罪 左手腱鞘炎で連載に葛藤「賛否両論あるでしょうが…」”. ORICON NEWS (2019年4月26日). 2019年4月26日閲覧。
  5. ^ a b コミックナタリー - Power Push 太田垣康男『機動戦士ガンダム サンダーボルト』
  6. ^ a b c d 「月刊ホビージャパン」 2012年9月号 第122頁
  7. ^ ジャズ&モビルスーツの組み合わせがステキ! 「機動戦士ガンダム サンダーボルト」ロングバージョンの予告公開”. ねとらぼ (2015年11月25日). 2016年5月16日閲覧。
  8. ^ アニメ『機動戦士ガンダムサンダーボルト』STAFF&CAST
  9. ^ @ebigcomic4の2016年3月10日のツイート2018年2月23日閲覧。
  10. ^ @ebigcomic4の2016年3月16日のツイート2018年2月23日閲覧。
  11. ^ HG GUNDAM THUNDERBOLT 1/144 フルアーマー・ガンダム組立説明書より。
  12. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト立体作品集 サンダーボルトメカニクス』ISBN 978-4-7986-0607-1 [要ページ番号]
  13. ^ 「月刊ホビージャパン」 2013年2月号 p.74
  14. ^ 「月刊ホビージャパン」 2012年5月号 p.16
  15. ^ 「月刊ホビージャパン」 2013年4月号 p.76
  16. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト立体作品集 サンダーボルトメカニクス』ISBN 978-4-7986-0607-1 [要ページ番号]
  17. ^ 「月刊ホビージャパン」 2012年9月号 p.123
  18. ^ 「月刊ホビージャパン」 2012年5月号 p.17
  19. ^ 「月刊ホビージャパン」 2013年2月号 p.71-73
  20. ^ 「月刊ホビージャパン」 2012年7月号 p.121
  21. ^ 「月刊ホビージャパン」 2013年8月号 p.75
  22. ^ 機動戦士ガンダムサンダーボルト外伝の原点「円形劇場〈隠者の一撃/Hermit Shot〉」 2016年8月12日
  23. ^ アニメ『ガンダム サンダーボルト』中村悠一、木村良平ら出演!12月から配信。”. コミックナタリー (2015年11月19日). 2015年11月19日閲覧。
  24. ^ 「機動戦士ガンダム サンダーボルト」アニメ第2シーズン、3月24日より有料配信スタート!”. GUNDAM.INFO (2017年1月20日). 2017年1月20日閲覧。
  25. ^ ガンダム「UC NexT 0100」は宇宙世紀100年の"本伝"描く決意表明だった”. マイナビニュース (2018年4月23日). 2020年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。
  26. ^ a b アニメ『サンダーボルト』試写、太田垣康男「ガンダムの歴史に入れたのは誇り」”. コミックナタリー (2015年11月23日). 2015年11月23日閲覧。
  27. ^ 声優・中村悠一ガンダム「サンダーボルト」“なぶり殺し”シーン熱弁が思わぬ裏話に
  28. ^ 4K/HDRはアニメにも効果大! ガンダム初UHD BD「ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」を体験- AV Watch(株式会社インプレス)” (2016年12月15日). 2017年1月23日閲覧。
  29. ^ 機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY”. Movie Walker. 2016年6月28日閲覧。
  30. ^ キネマ旬報 2017年3月下旬号』p.66
  31. ^ 「サンダーボルト BANDIT FLOWER」と「Twilight AXIS 赤き残影」の劇場同時上映が決定!”. GUNDAM.INFO (2017年9月26日). 2017年9月26日閲覧。
  32. ^ キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.46
  33. ^ ガンダム初の4K UHD BD「機動戦士ガンダム サンダーボルト」がHDR対応で12月発売”. AV Watch(株式会社インプレス) (2016年9月29日). 2016年9月29日閲覧。




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