星界の戦旗 星界の戦旗の概要

星界の戦旗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 02:58 UTC 版)

星界の戦旗
ジャンル 冒険[1]SF[1]
小説
著者 森岡浩之
イラスト 赤井孝美
出版社 早川書房
レーベル ハヤカワ文庫
刊行期間 1996年12月11日 -
巻数 既刊6巻(2018年9月現在)
漫画
原作・原案など 森岡浩之
作画 小野敏洋(第1巻)
宮越和草(第2巻)
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃コミックス
巻数 全2巻
アニメ:星界の戦旗(第1期) / 星界の戦旗II(第2期)
監督 長岡康史
シリーズ構成 竹田裕一郎(第2期)
キャラクターデザイン 渡部圭祐
メカニックデザイン 森木靖泰井上邦彦
大輪充、今石進
音楽 服部克久
アニメーション制作 サンライズ
製作 サンライズ、WOWOW
バンダイビジュアル
放送局 WOWOW
放送期間 第1期:2000年4月14日 - 7月14日
第2期:2001年7月11日 - 9月26日
話数 第1期:全13話 / 第2期:全10話
OVA:星界の戦旗III(第3期)
監督 長岡康史
キャラクターデザイン 渡部圭祐
メカニックデザイン 森木靖泰、今石進、大輪充
アニメーション制作 サンライズ
製作 バンダイビジュアル、サンライズ
発表期間 2005年8月26日 - 9月23日
話数 全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

3巻までは各巻完結であるが、4巻から5巻は一続きの話となっており、5巻で「第一部・完」となっている。第6巻から「第二部」が開始している。

作者によれば、「星界の××」と巧くはまるような二字熟語を思いつくまで『戦旗』のタイトルが続くらしい[要出典]

あらすじ

本作開始時点における平面宇宙勢力簡略図

「アーヴによる人類帝国」と「3ヵ国連合」との戦争は、当初こそ連合側に帝都ラクファカール目前まで攻め込まれたものの、時間をかけて既知人類史上最大の艦隊を整備した帝国側に有利に展開していた。

星界の戦旗I

戦役の発端となった人類統合体の先制攻撃は、双方に甚大な損害を出し、艦隊の再建に3年を必要とした。再編成を終えた星界軍は、人類統合体領打通作戦「幻炎」を発動した。新米艦長として新設の突撃艦「バースロイル」に乗り込んだラフィールは、同じく書記として乗り込んだジント(父の死により爵位を継いだ)と共に、戦いに身を投じて行く。2人の直属の上司アトスリュア百翔長は、3年前にラフィールが殺したフェブダーシュ男爵の妹であった。担当領域のアプティック門は前線を遠く離れ、予備艦隊が駐留していた。

星界の戦旗II

「幻炎」作戦は成功に終わり、引き続き殲滅戦「狩人」作戦が実行された。ただ、制圧星系が多すぎて、領主が足りなくなってしまった。そのため戦いの一方、狩人艦隊司令長官ビボース提督の気まぐれで、征服した惑星ロブナスIIの領主代行および領主副代行として赴いたラフィールとジントの2人であったが、そこは統合体の犯罪者強制収容所であった。ジントたちは、慣れないながら元人類統合体の刑務官たちと交渉するが、彼らの希望は他星系への移住だった。元々囚人たちの動向は不穏だったが、刑務官と女性囚の移送が最終段階に来た矢先、ついに刑務官たちが恐れていた反乱が起こり、ジントは囚われの身となってしまう。

星界の戦旗III

「狩人」作戦終了で戦況は一時膠着し、2人はジントの故郷にして3ヵ国連合から帝国が奪還したハイド伯国(旧:ハイド星系)へと向かうが、待っていたのはとても好意的とは言えぬ歓迎であった。一方、星界軍はいまだ帝国に帰順しないハイド星系における戦略級演習を企画する。そしてついに、ジントは育ての親にして現・ハイド星系首相ティル・コリントと再会する。

星界の戦旗IV

戦争は7年目に突入した。平面宇宙における人類統合体領を孤立させるべく、二方面から打通する「双棘」作戦が発動された。ラフィールたちは襲撃艦「フリーコヴ」に乗り込み、バルケー王国から天川門群中心円まで打通する作戦部隊に所属し、ラフィールの弟ドゥヒールはもう一方の、狩人作戦によって獲得した新領土から天川門群中心円まで打通する作戦部隊に所属して、戦列艦「カイソーフ」に乗り込み快進撃を続けた。一方、アーヴ帝国の皇帝ラマージュは、中立を宣言していたハニア連邦大使ティン・クイハンから密約の話を持ちかけられるが、これは帝国の命運を決しかねない重大なものであった。そして、星界軍が人類統合体のマイラル星系を制圧後、新作戦「雪晶」へ移行して、新領土方面艦隊が再編された。一方、ジントは第一蹂躙戦隊ごと帝都ラクファカールへ呼び戻され、一人帝宮へ召還された。

星界の戦旗V

4カ国連合軍の侵攻に対して帝都ラクファカール防衛が不可能と判断した皇帝ラマージュは、緊急遷都作戦「不死鳥」作戦を発動する。皇太子ドゥサーニュは不死鳥艦隊を率いて一路、臨時帝都となるバルケー王国のソトリュール鎮守府に向かう。帝都では避難の時間を稼ぐための帝都防衛団が召集され、上皇たちがその指揮官となっていた。ラマージュはラフィールに、帝国宝物・英雄芳名碑を臨時帝都に輸送せよと勅命を与えた後に、敵の侵攻をわずかでも遅らせるため近衛艦隊を率いて死地に赴く。一方、自部隊の孤立を確認したドゥヒールは、コトポニーからの命令書を携え雪晶第5艦隊司令部に出頭するのだった。

星界の戦旗VI

ラクファカール陥落から10年。八王国のうち4王国を奪われた帝国は、ついに反撃に乗り出す。ラフィールは、新皇帝ドゥサーニュから霹靂作戦(クファゼート・ロドルショト)の実行を命じられ、人民主権星系連合体撃滅へ向かう。一方、孤立していた「第二方面艦隊」司令長官ドゥビュースのもと、ドゥヒールは艦隊司令長官として重責を担うこととなる。

登場人物


  1. ^ a b 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日、101頁。ISBN 4-7966-5012-1 
  2. ^ 星界の戦旗I 絆のかたち”. 早川書房. 2022年12月13日閲覧。
  3. ^ 星界の戦旗II 守るべきもの”. 早川書房. 2022年12月13日閲覧。
  4. ^ 星界の戦旗III 家族の食卓”. 早川書房. 2022年12月13日閲覧。
  5. ^ 星界の戦旗IV 軋む時空”. 早川書房. 2022年12月13日閲覧。
  6. ^ 星界の戦旗V 宿命の調べ”. 早川書房. 2022年12月13日閲覧。
  7. ^ 星界の戦旗VI 帝国の雷鳴”. 早川書房. 2022年12月13日閲覧。
  8. ^ 星界の戦旗 絆のかたち(漫画)”. KADOKAWA. 2022年12月13日閲覧。
  9. ^ 星界の戦旗II 守るべきもの(漫画)”. KADOKAWA. 2022年12月13日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 星界の戦旗”. アニメハック. 2023年5月2日閲覧。
  11. ^ a b c 「星界の戦旗」を含むDVD&Blu-ray”. オリコンニュース. 2024年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月11日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 星界の戦旗 II”. アニメハック. 2023年5月2日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j k 星界の戦旗III”. allcinema. 2023年10月27日閲覧。
  14. ^ FM大阪:FMサウンドシネマ 星界シリーズ


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固有名詞の分類

OVA ゲキ・ガンガー3  腐った教師の方程式  星界の戦旗  ティンカー・ベルと月の石  お金がないっ
日本のSF小説 星界の戦旗  七都市物語  AADDシリーズ  太陽の世界  首都消失
2005年のテレビアニメ 星界の戦旗  CLUSTER EDGE  タイドライン・ブルー  トリニティ・ブラッド  ガラスの仮面
2001年のテレビアニメ 星界の戦旗  チャンス〜トライアングルセッション〜  ガイスターズ FRACTIONS OF THE EARTH  ぶぶチャチャ  ルパン三世 アルカトラズコネクション
アニメ作品 せ 星界の戦旗  戦場のヴァルキュリア  生徒会長に忠告  千年狐ヨウビ  星界の紋章
2000年のテレビアニメ 星界の戦旗  女神候補生  グラビテーション  BOYS BE…  六門天外モンコレナイト
WOWOWの深夜アニメ 星界の戦旗  トリニティ・ブラッド  星界の紋章  ザ・サード  半分の月がのぼる空

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