少女たちは荒野を目指す
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 19:24 UTC 版)
ストーリー
神奈川県に暮らす学園生の北条文太郎は特に将来の目標を抱くこともなく、日々を過ごしていた。彼はある日、クラスメイトの黒田砂雪からこの世は荒野よという刺激的な言葉とともに美少女ゲームの制作を手伝ってほしいと頼まれる。彼女は文太郎にシナリオライターの資質があると考え、自分にスカウトをかけたのだった。しかし、文太郎は美少女ゲームに詳しいわけではなく、一方の砂雪は企画者であっても作画などの技術はない。砂雪の指示を受け、文太郎は学園内からゲーム制作に必要な人材を集めることになる。
詳細
当初は集まったメンバー全員が尖った個性の持ち主であったため、ペース配分を考えないうぐいすが倒れたり皆の素材を勝手に弄ったテルハが退部したことをはじめ皆が問題だらけの状態であった。海に遊びに行ったり恋愛要素を知るためのデートを重ねたりすることで次第にメンバーがお互いのことを理解、最初は手探り状態だった文太郎がぶるぅたすと関わったことでライターとして成長しチーム全体としてのペース配分も整っていく。時にはネタにこまった文太郎が缶詰となったり夕夏がアフレコに失敗したりとトラブルが発生しても皆で乗り切れるほどになったが、実はゲームの売り上げは砂雪の兄が抱える借金の清算に費やされることが発覚。無報酬という事態に加え砂雪が皆に真実を隠していたことに激怒したメンバーは崩壊してしまう。一時はゲームの完成そのものが危ぶまれたがゲームを完成させることには思い入れのあったメンバーは再び終結、砂雪の兄がようやく自分自身で借金清算を決意したこともありギクシャクしていた空気も改善する。紆余曲折を経てようやくゲームは完成する。2部では皆で学園三年生へと進級する。
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