剛田武
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 23:13 UTC 版)
友人関係
前述のような性格から、のび太と同じ立場に立たされた際はのび太を支援していることがわかる[33]。普段はスネ夫とコンビでのび太をいじめることが多いが、スネ夫の態度に怒りのび太と組んで仕返しをしたこともある[34]。
映画『のび太の結婚前夜』ではジャイアンの家でのび太、スネ夫、出木杉とバチェラーパーティー(男友達が新郎を送り出す女人禁制の、独身時代最後の飲み会)をした際、「なんでしずかちゃんがお前を選んだのかわかった気がする」と語るなど、心のどこかではのび太を認めていた節がある。また、テレビアニメ第2作第1期の「本音ロボット」では、内心ではのび太のことを友達だと思っているが、なかなか素直になれずに暴力を振ってしまうと本音ロボットを介して語っている。
入学式の日、のび太が失くしてしまった自分のランドセルをずぶ濡れになりながら探し、ランドセルがあったトラックを必死で追いかけた[35]。
レギュラーメンバーの中ではスネ夫と行動を共にすることが多く、スネ夫との友情を感じさせる描写も少なくない。しかしスネ夫は内心ジャイアンに対してかなり鬱憤が溜まっているようで、のび太やドラえもんと一緒に仕返しをすることも多い。ジャイアンはおべっかを使うスネ夫に気を良くし、スネ夫はジャイアンの腕力を笠に着てのび太をいじめ、といった一種の利害関係が形成されている。ジャイアンはスネ夫に利用価値が無いと判断した際は一転してスネ夫をいじめることが多い。
クラスメイトには横暴な振る舞いが多いが、出木杉には個人的な相談に乗ってもらうなど、一目置いている。ただし回によっては暴力を振るったり、漫画を奪ったりするなど、出木杉自身はジャイアンを恐れている様子。
のび太を野球に誘う場面が多いが、それはチームメンバーが足りない時だけ入れるのみで、(実際、チームに入れると負ける事は承知しながらも数が足りないと野球が出来ないという止むを得ない状況からきている)で、逆に足りている時や入れるとチームが負けるという戦力外通告的な考えで誘わない事もある。また、のび太からしずかと遊ぶ約束などを理由に断られても尚むりやり野球に連れて行くこともあるが、逆にある事情で地球の危機にそんなことをしてる場合じゃないと強く言い返されたり、のび太がママの事を泣き叫んだ時には可哀想になって離してあげたり、外に出たくないのび太から怒鳴られて「二度と誘ってやるか」と怒りながら去って行くなど、場合によっては押し切られることもある。
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